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楽なのに気苦しい物。⑩
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調教の済んだ身体とは違う。
抜けば出せるし、抜けなければ出せない。
前立腺を押さえられ振動され、本来なら快楽を得る用途などないソコを感情の無い異物で嬲られようとも、人体の根底にある基本が変わる事は無い。
だからこそ、肌が熱を帯びて汗が流れてクッションに吸収され、呼吸が荒くなり涙が滲み感じる事のない乳首が尖ろうと、ローションで潤った内壺が容赦の無い刺激で震えようと、何時迄も満足は出来ない。
身体が、頭が、心が、満ち足りる事を渇望しても、それに至るまでの深みがまるで足らない。
…いや、何処まで行けば満足するのだろうか。
「もっと?」
翔は訴えた。
出せなければイクに達せない身体に快楽を求めて上司に強請る。
こんなのは迷惑なんだって、知っていたけれど我慢は出来なかった。
緩やかに扱かれるソレはカウパーで塗れていて、翔の常識ではとても慕う上司に触らせる物では無いから。
未来を案じながら涙を流す部下に、心優しい上司は快諾した。
扱くスピードにも、それを掴む力にも遠慮を見せず、敏感であるとお互いが知る裏筋やカリ、先端を擦り、出す穴をさえ指で擦った。
火照り、質量を増す根は兎も角、液の作り過ぎで張った玉を揉む事さえした。
「もっと?」
心臓の鼓動と共に震える二つを揉み込み、快楽と羞恥で部下の揺らす鎖を無視しながら。
尻から流すローションかカウパーか分からない液体に塗れた手を使って、部下を快諾した通りに嬲っていく。
「ぅ、ぁ、っ〜ああっ、部、ちょ、ッ!!…!!」
「もっと?」
「やっ、っ〜!う、ぁ、ぁ…!!」
部下が悲鳴を上げる度に手を少し止め、様子を伺う。
言葉を発する度に調子を聞く。
不馴れな部長の、得てしていない寸止めに、翔は狂った声を上げた。
「もっと、…止めない、っで、ずっ、…と、、お願」
「ごめ、」
「苦し〜〜ッ助け、、イヤだ、こんな、ぁ、う…ァッ、もっと、部長…ーーッ!!!」
…何処まで行けば満足するのだろうか。
…何処まで行けば、止められる?
「…伊勢谷、」
「嫌だ、こんな、…の」
「悪い」
「…え……」
「お前が望むから……止められそうもない」
エネマグラの音が強く変わった…気がした。
半年振りに失礼します。
一周年記念ですが、この章が終わって切りの良い所でやりたいと思います。
…その頃には二周年になってるかもしれませんが、すみませんがお付き合い下さい。。・゜・(ノД`)・゜・。
半年振りに開いて、忘れ去られているだろうと思ったら昨日のアクセスが200もあった時の感動を、誰かに伝えたい気持ちで一杯です。ありがとうございます。(*´꒳`*)
…感想くれてもいいんですよ?|*・ω・)
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