アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
カメラチェックしてぇな。
-
副会長のお仕置きって何だろうか。反省文50枚とか何だろうか。俺、作文は苦手だから軽くしてもらおう。せめて10枚がいいナ。
「お仕置きするなら作文はイヤだよ俺。せめて、パシリとかでお願いします。…待って、それじゃ俺の生徒会長としてのプライドが、なんかズタズタに…。」
「…大丈夫だよ、会長。ちょっと軽めにしてあげる」
「お、マジで?!」
副会長様様である。俺感激。
海斗は、深い溜息をついて春原に言った。
「副会長様は、やっぱり会長なんだね」
「お前はどうなんだ。情報屋。」
海斗は、ふふんと鼻で笑った。
「さぁね、教えなーい。」
「…むかつくな。お前。」
おおっと。バチバチと音がした。
副会長と情報屋が火花を散らしあっている。
ていうか俺としては、もうちょっとイチャイチャしてもいいと思うんだ。せっかく、一眼レフとハンディカムあるのにね。せっかく、二人とも並んでるんだしね。
とりあえず俺はなんやら言いあってる二人に、
「ねぇ、ちょっとカメラチェックしたいからさ、副会長と海斗、イチャイチャしてみてよ。」
と口を滑らせてしまった。
「おっと、失敬。本音が口から出てシマッタヨ」
「「会長…」」
おお、二人ハモった。なんだよ、お前ら息ぴったりじゃん。カップルか。ホモっぷるか。ひゅーひゅー!
副会長は副会長でなんか、うなだれていて、
海斗は「これだから会長は…」と少しキレ気味。なんで怒ってんの。
副会長は、残念そうに呆れたように、俺を背にした。
「もう、俺知らない。ばいばい会長。あと、俺イチャイチャするなら、したい人決めてるから!」
「え、待って。それ誰?!」
「後でね!…もう!」
なんか、走って去っていった。
あ、せめてツーショットでも!
てか、その人誰!?どっちが受けでどっちが攻めなのー?!
俺の中の疑問は残ったまま。
いつか、聞こう。
海斗がボソッとつぶやいた。
「副会長ホント不憫。」
「なんか、いったか海斗。」
「いいや、会長。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
24 / 47