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聞いて欲しい
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花「おう、いいぜ」
そう言って花巻は俺の座っている席の前の席に座った
松「…俺な、好きな奴いんだよ」
花「そうだったのかよ!じゃあその相談か?」
始めは目をぱちくりさせながら驚いていた花巻だったが空気を読んだのか俺の話を聞く体制にもどる
松「んー…まぁ、そんな感じかな。」
花「そっか、で…そのお相手は?」
松「聞きたい?」
花「まぁ、一応…あ、でも無理はしなくて良いからな?」
あー…こういうところ好きだな
見た目はチャラく見られがちだけどちゃんと相手の事考えてるとこ
松「…じゃあ、相手の事言っていくから当ててネ」
花「任せとけ!人間観察なら某バスケ漫画の主人公にも負ける気はしねぇ!」
松「はいはい、花巻君すごいねー笑」
花「マジだからなっ!てか、俺から聞くわ…そいつ、どんな奴なんだ?」
花巻が花巻自身を当てるのか?
すごいな笑
松「えー…まぁいっか、まず悪戯好きで、でもそんなところも可愛くて」
花「ほうほう」
松「勉強は理数系が得意で、クラスは5組」
花「え、俺のクラスじゃん!!」
花巻驚いてるなぁ…
松「そうそう、それで綺麗系か可愛い系かでいうと綺麗系だな」
花「んー…だいぶ絞れてきたぞ」
松「部活は球技系の運動部で肌は白くて髪型はショートカットで…」
花「まっ、まてっ…!そいつクラス違う奴なんじゃねぇのか?5組にショートカットで白い奴なんていねぇぞ?」
まだ気づいてないのか…
やっぱり、気持ち悪いって思われちゃうかもしれない
けど、この想いは本気なんだ
松「そいつは最近恋人に振られて一人で泣いてて…それでも振られても恋人の事を恨んだりなんかしてなくて…本当に良い奴なんだ」
気づいてくれよ
お前、人間観察得意なんだろ?
なぁ、お前の事だよ
俺を話を聞いて
気づいてくれ
花「それってさ…」
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