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ご褒美Ⅲ 【ミシェルside】
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「あっ...ミシェルっ...!」
ヴィルが声出してる。僕の指で,感じてる。それだけで充分だった。
ヴィルの甘い声を聞いただけで僕の体はこんなにも熱を帯びる。こんなにも熱くなる。ヴィル,愛してる。
ありったけの気持ちを込めてその白くて綺麗な肌に唇を押し当てていく。
彫刻のように完璧で,美しい身体に僕のものだっていう印が付いている。その上,胸の桃色を舌で刺激すれば反応してくれた。これだけで充分だった。
「気持ちいい...?」
舌先でその飾りを舐め上げながら,ヴィルに問いかける。ヴィルは後ろに両手をついて,僕を少し見下ろしながらOui(肯定)の意味を含んだ笑みを浮かべる。まだ余裕そうだ。
ちょっと癪な僕は彼の余裕を乱そうと思ってその突起を吸い上げる。猫みたいに,舌や唇を使って,兎に角ヴィルを感じさせられるように。
「....上手になったね」
さっきよりも数段甘く,いやらしい音が響き渡る中でヴィルがそう,囁いた。まだ平気らしい。耐えられないのは僕だけのようだ。
そう思えば眉を下げてヴィルのズボンに手をかける。
....なんだ,しっかり反応はしてくれているんだ。
ヴィルのものはちゃんとズボンを押し上げて,硬くなっていた。それが嬉しくて僕はズボンの上から撫でてみる。
ヴィルが啼いた。
「ヴィル,感じてくれてるの?」
反射的に聞けばヴィルはバツの悪そうな顔で目を背ける。可愛い。プライドがあるんだろうと思った僕はくすりと笑って其の儘ヴィルをベッドに押し倒す。
ばふ,と柔らかいベッドは心地いいくらい僕らの身体を受け止めてくれた。
ヴィルの口角がゆるりと上がる。
首を横に向けて首の筋が浮かび上がり,流れるような金髪が横顔にかかる。なんて綺麗なんだろう...
絵画のようなその姿に毎度のことながら見とれ,ぞくりと鳥肌が立つ。
形式的には僕が襲っている,というものなのになんなのだろう,この焦らされている感じ。
「...っはぁ...ッヴィル....」
僕が我慢できなくなってヴィルのちょうど自身辺りのところへ跨り,僕のものと布越しに触れるようにしてからゆっくりと腰を動かし擦り合わす。
ヴィルがだんだんと蕩けたような表情になっていく。僕はその顔をみて恥ずかしいけど,ますます煽られて硬くした。
僕が髪を耳にかけてやればヴィルの綺麗な顔が露わになり,ますますその表情を溶けさせる。
ヴィルが僕に手を伸ばした。
肩を引き寄せ,その唇に僕の唇を押し当てる。後頭部に手が回った。どんどんと深い口付けに変わる。
「ん....っふ...」
水音が辺りにこだまする。ぼうっとしてきた頭を奮い立たせて僕はヴィルが喜ぶようにと少し押し付けるようにして動く。
ヴィルのものも硬くなっている。
僕はそれだけで射精しそうになってしまう。
ふいにヴィルが唇を離した。
「それじゃあ本番に行こうか」
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