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34 過去編
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「えっと、買うって、昨日みたいなってこと?
それなら、俺らじゃなくても、他の奴らが相手するみたいなこと、お前の、お義父さん?まあ修司は言ってたから、これからも稼ぐことはできると思うけど…」
「違うんです。」
お兄さんの言葉を遮って言った。
「僕は、一生飼われるという意味で買って欲しいって言ったんです。
それに、僕は、お兄さんだけに、飼ってもらいたいんです。
ダメですか?」
これまで、ずっと笑っていたお兄さんの顔が、突然真剣なものになった。
「ねえ、それ、どういう意味かわかって言ってるの?
俺に金で買われるってことは、もう、俺のものになるってことだよ?
何をされても文句は言えないし、抵抗もしちゃいけない。俺の、所有物になるってことなんだよ?
そういうこと、…わかってて言ってるの?」
僕は、ちゃんと兄さんの目をみて答えた。
「お願いします。」
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