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教室には、これまで通りの光景が目の前に広がっていた。
「よう!京介。おひさー。」
いくら金持ち学校だろうと、考えることややることはそこらへんの学校と大差ない。
ただ違うのは、親同士の交流や会社の上下格差がちょっと大きいだけだ。
「おう。久しぶりだな。」
「なになに!新しい奴隷買ったんだって?
お前が奴隷買うなんて思わなかったー。
なんかこう、無駄なことに、金や時間はかけられないぜ。キリッ!…みたいなー!
だから驚いたわー。
で、どんな子よ?」
「お前に話したくねえし、お前俺のことなんだと思ってんだよ。」
「俺様な生徒会長様?」
「元、な。」
そんなしょうもない会話をして授業を受けるうちに、昼休みになった。
優に会いに行きたいところだけど、使用人には何か食べさせるように言ってあるし、俺もいろいろやらなくちゃいけないことがあるからいけない。
休みの間、いつも一緒にいたから、学校が長く感じられた。
こんなことは始めただった。
午後の授業も終わって、優のことを迎えに行った。
しつこく付きまとってくる連中を振り払って、急いで優の元に行く。
これで過去も含めて、優の全てが手に入る。
そう考えたら、冷静ではいられなかった。
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