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紅蓮
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「ただいまー」
繁華街の一角にある紅蓮と言うホストグラブ
そこの裏口から入ってスタッフの一室のソファに寝そべる
「あ~疲れた……」
「おいコラ!!
ここはお前の家じゃねぇって何回言えば分かるんだ?クソガキ」
「あ、親父~
別にいーじゃん減るもんじゃあるまいし」
「お前な……」
俺の父はここ、ホストクラブの店長だ
で、その息子である俺、五十鈴莉羽(いすずりう)は父の仕事場にしょっちゅう出入りしている
え?何故かって?
そりゃヒマだからだ
「莉羽、お前また来てたのか?」
「あ、昴だ
ヤホ~」
この人は昴
ここの店の人気No.1ホストだ
「昴悪いが仕事の前に子守りを頼む」
「分かりました」
「子守りってなんだよ
ガキ扱いすんな!!」
俺の言葉には耳を傾けず仕事に戻っていく親父
息子を無視しやがってムカつく!!
「落ち着け、いつものことだろう
それともそんなにパパに構ってほしいか?」
妖艶な笑みでそうからかう昴
いつみてもほんとに綺麗な顔だ
「んなわけねぇだろ!!
俺はヒマなんだよ」
「ヒマってそんなに友達いないのか?」
「馬鹿っチゲーよ
俺は広くあさ~く付き合うタイプなの!!」
「そうか、なら俺が深く繋がってやろうか?」
それとこうやって真剣な顔して人の心に無粋に入り込み、まるで自分が特別みたいな態度を取るから
この店に来る女はコロッと落とされる
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