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思ったより……
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妹の学費を手っ取り早く稼ごうと俺はホストと言う職業を選んだ
店長と面接をしてそれが終わった後の事だった
一人の少年がいた
話を聞けばなんと店長の息子だと言う
それに俺と同じ片親で寂しい思いをしたはずなのに
それにすら気付けていない
なんか不敏で放っておけない少年だ
そして今日からここ、紅蓮で働くこととなった
今日も莉羽は来ているみたいだが俺に莉羽と会う暇などない
雑務やら何やらで忙しいし
兎に角飲まされる!!
ありえねぇほど飲まされるのだ
元々16,7のころから飲酒していてアルコールも強い方だから大丈夫だろうと思っていた
だが甘かった
こんなに飲んだことなどないと言うほど飲まされ
途中トイレに行って吐いてしまった
「おえ……気持ち悪っ!!」
でもそろそろ戻らないと
と、立ち上がった時だった
「あ、龍!!」
「莉羽!!」
そこには莉羽がいた
てかまだいたのか
「大丈夫?凄い辛そうだけど」
「はははっ……ちょっとヤバいかもな~」
「そうなんだ……」
すると莉羽は俺の背中を擦ってくれた
「あ、そうだ!!
ちょっと待ってて」
そう言ってタタタッと走って行って1分もしない内に戻ってきた
「はいこれ!!」
莉羽が俺の前に差し出したのは胃薬だった
「頑張ってね龍」
笑顔でそう言って早く戻らないと怒られるぞ~と言われ俺は胃薬を手に戻った
「やべぇなこれ………」
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