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お前の存在
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「邪魔……ねぇ……」
優里の言ってたワードが頭から離れない
莉羽が自分が俺にとって邪魔だと思っていたのだろうか?
けどそう思うのも無理はない
"邪魔"って言葉はあいつが言った言葉だ
莉羽の母親で俺の元妻
そいつの莉羽に対する扱いが酷くだから離婚して
莉羽を引き取ったのだが
取り合えず明日俺は休みだゆっくり話をするか
莉羽は俺が休みでも紅蓮に行っている
何故そんなに紅蓮に入り浸るのか分からない
夜8時頃ようやく莉羽が帰ってきた
「遅かったな」
「別に………」
「まぁいい、さっさと着替えて来い
飯にするぞ」
莉羽が部屋に着替えに行っている間食卓に食事を並べる
お互いがテーブルに着いた後夕食を食べる
「お前最近友達の家に泊まることがあるようだがその友達は一体どんな奴なんだ」
「………別に親父には関係ない」
「お前は……
俺はお前を心配してんだぞ?」
「なんで?」
「なんでって……そりゃお前が大切だからな」
そう言うと信じられないと言うような顔をする
そんなに俺って父親として信用されてねぇのかな
ま、今までちゃんと向き合ってこなかったツケか
「いいか、俺はお前がいるからやってけてんだ
でなきゃ今頃まともに働けてもねぇよ」
「……でも俺がいて邪魔じゃない?
家に一真さん来ても俺いるし」
こいつ……自分のせいで一真との時間が減ってるとでも言いたいのか?
「馬鹿か!!んなわけねぇだろ?
言っとくけどなお前の為なら俺の命もくれてやる
お前の存在が俺の全てだ」
「………ほんと?」
「当然!!大体息子と恋人を同じ土俵に立たせるのがおかしな話だ
だから気にしなくていい」
「うん……」
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