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3.5-13
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けれど深山は、そんな蒔田を意に介さず。…こんなだったら口に出すんじゃなかったと蒔田が後悔していることなんて、たぶん気づかず。まだ目の前の空間を睨んで悩んでいて。
蒔田に手元の皿を取り上げられてから我にかえったらしい。横に立つ蒔田を見上げて、慌ててフォローに入る。
「あ、違うし」
「え」
それから、皿を持つ蒔田の右手をつかんで、目線をそらしながら言い訳した。
「うち、きたねーの、マジで」
マキが、それでいやじゃないなら。
「来週。俺んち来いよ」
カッコイイ先輩は、それこそ可愛い後輩のオンナノコを誘うみたいに。蒔田のモヤモヤとした気持ちを拭い去って。さらりと自分の家へと誘ったのだった。
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