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「さ。うるさいのはなくなったし、寝るぞ!」
もうこんな夜中だし!遠出して疲れたし!
布団出せ、布団!
眠くなると機嫌が悪くなる子供か。まくし立てる深山にため息をつきつつ、蒔田は重い腰をあげた。
「こっちに、ミヤさんの布団敷きますね。俺は、ロフトに寝床あるんで」
姉たちが遊びに来たときも、そんな感じで。蒔田はいつもロフトに追いやられて寝ている。夏場は熱がこもって寝苦しいけど、まだ今なら大丈夫。
男二人でそんな配慮が必要かどうか、普段ならあまり気にしないところ、柴田からのラインや電話のせいでナーバスだ。
「ロフト!うっわホントだ、気づかなかった」
全然狭くないじゃん、ちょー楽しそうじゃん。
眠いと言ったはずの、深山の目がらんらんとしてくる。秘密基地を見つけた小学生か。
甥っ子…一番上の姉の子供とほとんど同じ反応だ。いや、かれはまだ年長さんだ。
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