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黄「緑間っちぃぃぃ!って!うわ!なんすか!これ!!か、体が…!?」
黒「黄瀬くん!?」
黄瀬くんまで!!
黄「ひっ、ひっぱられるッス…!くろ…こっ…ち…!」
いったいどうなっているのですか!?
赤「涼太!くっそ!捕まれ!涼太!」
だが…
黄「も…むり…す…うわぁぁ!!!!!!!」
黄瀬くんもゲーム機の中に入っていってしまった。
青「黄瀬ぇぇぇ!なんだよ!なんだよこれ!」
青峰くん…
そして…
赤「…く!!…っ!!」
赤司くんまで…!!!!
黒「あ、あか…しくん…!!赤司くん!!!」
僕はもうワケが分からなくなり涙がボロボロと
こぼれていた。
赤「…テ…ツヤ……すま…な…い…」
ヒュッ
赤司くんも吸い込まれてしまった。
黒「…あ、あ…あ…か…しくん…赤司くんーー!!」
なんで、どうして…
僕はますます怖くなった。
だってこのままだと…大切な僕の大切な青峰くんまでいなくなってしまうと思ったからだ。
僕は必死に青峰くんに抱きついた。
青「テツ…」
嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!
黒「嫌です…絶対、絶対に青峰くんはいかせません!!僕が守ってみせる!!」
顔はきっとぐしゃぐしゃだ。でもそんなこと今はどうだっていい。
青峰くん…!!!
だけど、その願いは叶わなかった。
青「…!!っく!!!」
黒「!!青峰くん!?」
も、もしかして…ひっぱられているんですか…?
青「…テ…ツ…はな…れろっ!」
な、なにを…なにを言っているんですか?
黒「…だ。や…だ…嫌だぁぁぁぁぁぁ!!」
ギュッと僕の精一杯の力をこめて青峰くんに抱きついた。
だけど青峰くんがそれを許さなかった。
青「…わるい…テ…ツ…!!」
ドサッ!
黒「!!」
一瞬なにが起こったのか分からなかった。でもすぐに理解した。青峰くんに押され地面に投げられたのだ。
青「!!うわぁ!くっ!ち…くしょ…テツ…!!」
僕を投げたせいで、たえる力が一瞬弱まり今にも吸い込まれそうになっている。
黒「青峰くん!嫌だ!嫌だぁ!」
僕は必死に手を伸ばした…
黒「嫌だ!行かないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
でも、その手は
届かなかった…。
青「ごめ…な…テツ…」
青峰くんも皆と同様、ゲーム機に吸い込まれてしまった。
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