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14、吸血鬼
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黄「!誰ッスか!?」
暗い中からこちらに歩いてくる。
?「ははは、そんなに警戒しないでほしいなぁ」
青「誰だって聞いてんだ!答えろよ!」
?「…うるさいなぁ…せっかくキミ達を呼んであげたって言うのにさ…」
赤「…どういうことだ…?」
呼んであげた?
?「はは、キミ達がキセキの世代だろ?会いたかったんだよ。バスケが強いんでしょ?」
そして徐々に近づきその姿があらわになる。
キセキ「!!」
目は赤く輝き、ギラギラとしている。
長い髪。
口から少し出た牙。
赤「きゅ、吸血鬼……か…?」
?「まぁ、そんなところだね。」
はははと笑う謎の吸血鬼
緑「今のこの状況を説明してほしいのだよ。そしてここからだせ!吸血鬼!」
緑間の声が響く。
?「……とりあえず自己紹介しとくよ。オレはシェア・リアン。この国の王…と言ってもいいだろう。シェアとでも呼んでくれ。」
この国…?王…?
赤「では、シェア、説明してくれ。なぜ僕達がここにいるのか……ゲームの中に…」
全員がシェアを睨む。
シ「おぉおぉ怖い怖い。きちんと説明するからそんなに睨まないでよ。」
紫「…早くしてよ…」
紫原がイライラし始めている。
シ「あぁ。ここはキミ達が思っている通りゲームの中さ。バスケの国のね。」
やはり、黄瀬の買ったゲームか…
シ「オレ達はあらゆるスポーツでこの国を支配してきた。サッカー、野球、バレー、テニス、まぁその他もろもろね。日本で1番強いであろうと思う選手をゲームの中に呼び寄せ、オレ達と戦わせた。でも、残念だったよ。だぁれも期待ハズレ…つまらない、この世がつまらないなんて、退屈すぎる…そんなときだった。キミ達の噂を聞いたのさ」
赤「僕達の噂?」
シ「そう。キセキの世代…10年に1人の天才。そこでオレは次はバスケの国にしようと決めた。そして黄瀬くんだっけ?キミにゲームを買わせるようにし、とうとうこの日が来たってわけさ。」
全員がビックリしたであろう。
黄瀬が買いたかったって気持ちは自分の意志じゃなかったってことになるのだから。
黄「…俺の…心が…操られていたってことッスか…?」
黄瀬が少し震えながら聞く
シ「そーゆーこと♪」
シェアはルンルンとキセキの全員に説明をした。
シ「そして、今からキミ達にはオレ達と試合をしてもらう!」
話しを聞いてから全員がきっと試合をすることになると分かっていた。
けど、赤司は試合のことも考えつつ思ったのだ。
涼太のゲームは確かお姫様が連れ去られ、5人の勇者が立ち上がる…
そんな内容だったはずなのに全然話しと違う…
ん?お姫様…?…………5人の………勇者……
赤「…!!!!!」
まさか…!!
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