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20、首輪 ※青峰side
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青峰side
いったい何が起こった…?
黒「うっぐぁ…!うっ…ぃぎぃぃぃ…ああっ…!」
シェアが銃を打つかのようにテツに指をさした瞬間テツの首に首輪がついた。
そして、5つのボタンのうちの1つが光った途端、テツが叫びだした。
テツのこんな声を聞いたのは初めてだった。
青「テツ!!!!!!!!」
テツは手で体を必死におさえている。
赤「テツヤ!!!」
緑「黒子!!!」
黄「黒子っち!!!」
紫「黒ちん!!!」
キセキの全員が黒子のもとに駆け寄り、声を何度も何度もかけているが届いていない。
青「…てんめぇ…シェアァァァァ!」
俺はシェアに対する怒りで爆発寸前だった。
赤「テツヤに何をした!この首輪はなんだ!」
黄「…はずせよ…!!今すぐこの首輪を黒子っちからはずせよ!!!」
それはできない。とニヤリと笑うシェア。
緑「……お前はくるっているのだよ!!」
紫「黒ちんにこんなことするなんて聞いてないんだけど…」
シ「…キミ達がいけないんだよ?約束を守らなかったんだから…」
そして、
黒「…ぅ…ぐ………………………。」
テツから苦しむ声が消えた。
シ「…終わったようだね。さぁ…おいで?テツヤ。」
シェアが黒子にむかって手をさしだす。
黒「…はい…シェア様…」
キセキ「…………は…??」
テツ………?何言ってんだ……?
黄「ちょ、黒子っち…?何言ってるんすか…?」
緑「…く、ろ…こ…?」
黒「…」
そしてテツは立ち上がり歩き出す。
青「おい!テツ!!!!」
俺はシェアのもとへ行こうとするテツの腕を掴んだ。
そして自然にテツの顔が俺達の方に向く。
キセキ「!!!!!!!!!!!!!」
キセキの全員が目を見開いた。
だって
そこには俺達の知っているテツがいなかったのだから。
テツの目はシェアのように赤くギラギラしている。
赤いその目から涙のように流れる血。
ピキピキッと音がなりながら赤い線の模様が目の下に。そして首輪のせいであろう、首にも少し広がっている。
それはまるで乾いた土の地面にヒビがわれたみたいな模様だった。
まるで…まるで化け物じゃねぇか…!!!
青「テツ!戻ってこい!お前の居場所はここだろ!?また俺達全員でバスケやるんだろ!?おい!テツ!」
黒「……」
赤「テツヤ!お前の仲間はそいつじゃない!今お前の目の前にいる僕達だ!」
黒「……」
シ「テツヤ?なにをしている?早くその手をはらいなさい。」
黒「……」
紫「黒ちん!俺…黒ちんがいないとバスケつまんない…だから!戻ってきてよ!」
黒「……」
緑「黒子!俺にもっともっとパスをだせ!何本でも決めてやるのだよ!仲間なのだから!」
黒「……」
黄「黒子っち!諦めちゃだめッス!黒子っちいっつも言ってるじゃないッスか!俺信じてるから!」
黒「……」
シ「…テツヤ…早く…早く…来なさい…お前はもうオレのものだ…そうだろ?」
行くな…!!テツ…!!
戻ってこい…!!
黒「…れ…が………だ…れ、が…お前の…ものに、なんか……なる…か…っ…」
シ「!!!!」
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