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24、別れ
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キセキside
黒「あああああああああ!!!!!うぐぅああ!おおおおあああああ!!!」
黒子の目はもう完全に赤く染まっていた。
目の下と首のまわりの模様もピキピキッと音をたて、広がっていく。
そして黒子が体を必死におさえ、叫び続けている。
俺達はそれを眺めていることしかできないのか…?
赤「…テツヤぁぁ!!頼む!もう!やめてくれ!」
テツヤ!テツヤ!もう傷つけないと誓ったんだ!!あんな顔はさせないと…!テツヤ…!
緑「なぜ…!なぜ黒子がこんなめにあわなきゃいけないのだよ!!くろ…こおおおおっ…」
そっちへ行くな…黒子ぉ…!俺達の側にいるのだよ…頼む…。黒子…。
黄「やめろ!頼むから!やめてくれよ……黒子っちは何もしてないじゃないッスかぁ…」
こんな苦しんでる黒子っち、見たくないんすよ…!
俺はいつでも笑ってる黒子っちに会いたいんす…!
紫「なんで!なんで黒ちんなの!?黒ちんのおかげで全員でまたバスケできたのに…壊さないでほしいんだけど…!」
黒ちんが俺にバスケへのホントの気持ちを気づかせてくれた…黒ちんも俺達もただ楽しくバスケがしたいだけなのに…
青「テツはてめぇの物なんかじゃねぇ!!俺達の…俺達の仲間なんだよ…!!!」
あ、俺いつのまに声が出るようになったんだ?
いや、今はそんなこたぁどーでもいい。
返してくれよ…!
テツはバスケ馬鹿で、お人好しで、いつもはツンツンしてっけど2人のときは甘えてきて…笑顔で俺達の名前を呼ぶんだ…
なのに…なのに!!
こいつが!シェアが全部全部崩しやがった。
黒「ああああ!!痛いっ!いだいいだいいだいいだい!うぐぁぁぁぁぁぁ!!」
シ「無駄無駄。キミ達の声はテツヤには聞こえてないよ。てか、最初から素直にオレのもとにくればこんなに苦しまずに済んだのにさ…テツヤはそーゆーところちゃんと人間だよね。ホント。」
シェアが黒子の前髪を掴み上げる。
黒「ぐぁぁぁぁ!!!ぐっ!うぅぁぁ!」
赤「やめろ!!!」
黄「なんでそんなに黒子っちを雑にあつかうんすか!?」
全員が思っていたことだ。
シ「はは!そんなこと少し考えれば分かることだろ?好きな子ほど、いじめたい。ってなぁ?」
ニヤリと笑うシェア
緑「本当に狂っているのだよ…。」
シ「あ。オレ思ったんだけど、テツヤが素直にならなかったってのもあるけどさ、あんたらが試合に勝ってたらこうはなってなかったよね!あはは!あはははは!マジ無様!あははははは!」
キセキ「!!!」
確かにそうだ…。
俺達は負けた…黒子をかけた試合で…。
紫「それは…」
紫原が手をグッ握りしめる。
青「…くっそ…くそ!!!!!」
テツを守れなかったのは俺達だ…
シ「キミ達はもうつまらないから帰っていいよ。その茶色のドアから。オレはテツヤとこの国を作る。もちろんバスケの国をね。」
キセキ「は!?」
シェアは茶色のドアを開ける。
シ「それとも、テツヤを助けに来るかい?まぁ結果は見えているけどね!あはは!」
そして黒子の頬を何度も何度も撫で
目から流れた血をベロリと舐め始めた。
シ「んっ…甘い…。ふふ。やっと…やっと手に入れた。これからはずっと一緒だよ?テツヤ…」
黒子から流れる血をすべて舐めるシェア。
黒「ぎぃぃいいいいい!うぐぅぅぅ!!」
黒子の苦しそうな声は今だに続いている。
青「てめぇ!殺してやる!必ず!殺してやる!」
くそ!くそ!くそおおおお!!
シ「おー怖い怖い。さぁて。目的は果たした。そろそろ帰るかなぁ。」
頼む…行かないで…
俺達から離れるなよ…
シ「んじゃ、お達者で!ばっいばーい!」
シェアが俺達に手を振った。
青「テツ!!!」
赤「テツヤ!!!」
黄「黒子っち!!!」
緑「黒子!!!」
紫「黒ちん!!!」
キセキ「行くなぁーーーーーーーー!!」
俺達はただひたすら行くなと叫んでいた。
その叫びが黒子に伝わったのか、黒子が手を必死にのばしてきた。
シ「…へぇ…キミは本当にすごいね…でもテツヤ、時間切れだ。」
黒「…たす…け……て」
そして俺達の前からシェア・リアンと黒子テツヤが
消えた………。
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