アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
26、ドア
-
キセキside
青「…テツぅ……くっ…」
全員がボロボロだった。
だが、今はそんなことはどうでもいい。
黒子がいなくなってしまった。
彼らにとってはそれが1番つらいのだから。
全員が泣き終わるまで約20分はかかったであろう。
緑「…これからどーするのだよ。」
最初に口を開いたのは緑間だった。
紫「……ねぇ。また見つけた…」
何かを見つけたのか、スッと指をさす紫原
赤「…敦…何を見つけたんだ…?」
紫「…白い…ドア…」
紫原が指をさした方向には白いドアがあった。
黄「…でも出口は茶色いドアっすよね?」
青「!おい!まさか帰るとか馬鹿みてぇなこと考えるやついねぇよな!?」
赤・黄・緑・紫「あたりまえ)だ!)ッス!)」
全員が覚悟の目をしていた。
黄「…あんな、あんな必死に助けてって俺達の姫様がいってきたんすよ?助けに行くに決まってるじゃないッスか。」
黄瀬が涙を流しながら手をギュッと握りしめた。
赤「…あぁ。必ず助ける。…待っていろ…テツヤ。」
青「…テツ…守ってやれなくてごめんな…」
青峰の目は闇で染まっていた。
俺が、俺がアイツを殺すから。
なにがなんでもお前を助けるから。
だから無事でいてくれよ?テツ。
赤「大輝。お前だけのせいじゃない。1人で抱え込むな。」
赤司がポンッと青峰の肩を叩いた。
青「……あぁ。」
少し沈黙が続いたが、紫原がつぶやく。
紫「…茶色いドアが出口ならさ、白いドアは入り口なんじゃない?」
緑「なるほど…白いドアから入れば本当にゲームスタートと言うわけか…」
黄「でも、全員立てないほど体力残ってないじゃないッスか…」
さっきのことで圧力がなくなっても全員立つことはできなかった。
青「…こんな足…!おら!動けよ!…くっそ!」
青峰は必死に立とうとしたが足は言う事を聞かずガクガクと震えていた。
全員が同じ状態だった。
そんなときだった。
?「…みんな…」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 86