アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
27、エサ
-
黄「え!?なんで!ここにいるんすか!?」
髪は長くピンク色。
あいかわらずの胸の大きさ。
青「さつき!?」
そこには桐皇マネージャー桃井さつきがいた。
桃「みんな…とりあえず。怪我治すね。話しはその後で。」
桃井が手を広げた途端、キセキの体周りにピンクの光がでた。
赤「…!?体が…!」
紫「…立てる…」
桃井の謎の力で全員が回復した。
緑「…桃井…説明してくれ。」
桃「……うん。」
桃井がコクンとうなずく。
桃「…私、今日は練習ないから普通に買い物してたの…。でもなんだか急にとっても眠くなってきちゃって、いつのまにか意識を失ってた…。」
青「…はぁ?さつき、てめぇアホなのか?買い物の途中で寝る馬鹿いるか。」
桃「な!本当だもん!それに話し最後まで聞いて!」
桃井は今にも泣きそうな顔をしていた。
黄「…桃っち…?」
青「!!なんだよ!さつき!あーもー悪かったよ!」
青峰が頭をかきながら桃井に謝る。
桃「ち、ちがうの!ごめんっ!大ちゃんが悪いんじゃなくて…」
桃井はかすかに震えていた。
赤「桃井…話し…続けられるか?」
桃「うん…ごめんね…。」
桃井が再び話しだす。
桃「…目が覚めたとき周りは真っ暗だったの。買い物をしてたはずなのに…私なんでここで寝てるんだろうって…ちょっと怖くなっちゃって…とりあえず歩いてみたの。でもどこもずっと真っ暗で、なにもなかった。そんなとき、目の前に誰かがいる気がして話しかけてみたの…誰かいますか?って、そしたら一気に周りが明るくなったの…そして……目の前には吸血鬼がいた…」
全員が誰だか分かった。
キセキ「シェア…」
キセキの顔が一気に怖くなる。
桃「…最初は怖かった。血を吸われるのかなって…でもそんなことしないって言われたから…じゃぁ私はどうしてここにいるんですか?って聞いてみたの…そしたら全部説明してくれた…ここはゲームの中ってことも、これからキセキの皆がここに来るってことも…もちろん…私がここにいる理由も…」
桃井の声が一瞬震える。
赤「…その理由は何だったんだ…?」
少しだけ沈黙が続いたが、桃井は口を開いた。
桃「……お姫様の…エサになること…」
キセキ「!!!!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
28 / 86