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30、ゲーム説明
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キセキside
白いドアが開く…
青「な、なんだよ…ここ」
そこは自然が豊かな普通の町。
そして普通に人もいる。
赤「…ゲームの中に入ったなんて思えないな…」
緑「あぁ。だが、確かにバスケットコートがたくさんあるのだよ。」
今全員がいる場所にだけでも7コートある。
黄「まるで帝光時代に戻って、皆で合宿しに来たみたいッスね…」
紫「黒ちん、いないけどね…」
紫原の発言で全員が黙る。
赤「…敦、今テツヤの話しをするのはやめよう。」
紫「赤ちん、ごめーん…」
そして話題が戻る。
青「…つーか、ゲームっつっても何すりゃーいいんだよ。」
そう青峰が言った瞬間、前に人が現れた。
いや、人ではない。
黄「…吸血鬼…」
青「なんで吸血鬼がこんなとこにいんだよ!さっさと消えろ!!」
突然吸血鬼が現れたことによって青峰の表情が一気に変わった。
緑「おちつくのだよ青峰。理由もなしに現れるわけがない。そうなのだろ?吸血鬼…」
ギロッと緑間が吸血鬼を睨む。
吸血鬼が憎いのは青峰だけではないのだ。
?「はい。」
変わらず目は赤く、牙がある。
だが、今回は女性の吸血鬼だった。
赤「…なんのようだ…?」
赤司も睨みながら吸血鬼に問う。
?「私はクラ・フラウ。シェア様の命令でゲームの説明にまいりました。」
緑「やはりか。では教えてもらおう。俺達はどうすればいいのだよ。」
ク「はい…では説明させていただきます。皆様、左手をおだしください。」
だが、全員が手を出さなかった。
ク「…話しになりませんね。あなた達ホントに彼を助ける気があるんですか?」
クラがため息をついた。
緑「なに…?」
クラの1言で再び全員の顔が怖くなる。
青「てめぇ今なんつった…?」
青峰は今にでもクラに殴りかかりそうだった。
黄「俺達のこと何もに知らないくせに、よくそんなこと言えるッスね…黒子っちを助ける気があるから今ここにいるんじゃないッスか!」
黄瀬がクラの胸ぐらを掴んだ。
赤「やめろ、涼太。…クラと言ったな?貴様は僕達がどんな目にあったかは知っているか?」
ク「はい、すべてお聞きしております。」
赤「…だったら分かるだろう?あんな体験をしたあとで僕達が素直に手を出すと思うか…?」
ク「…分かりました…説明します。これです。」
クラが全員にある物を見せた。
紫「なにこれーブレスー?」
紫原がじーっと見る。
ク「はい。皆様にはこちらをつけていただきます。ルールですので。これをつければ自分に今何が必要なのか、自分は何が得意なのか、体力などあらゆるものが見れます。よろしいですか?」
赤「……あぁ。つけよう。」
赤司がクラの手から1つブレスをとり、左手首につけた。
緑「な!赤司!いいのか!?」
赤「ルールならばしかたがないだろう。全員つけろ。何も問題ない。」
そして全員がブレスをつけた。
ク「ありがとうございます。それではその色のついたボタンを押してみてください。色がそれぞれ違うと思います。今つけたブレスは自分自身しか使えません。赤司様のブレスのボタンを青峰様が押しても何も起こりません。」
確かに各自それぞれ色が違っていた。
赤司は赤色。青峰は青色。黄瀬は黄色。緑間は緑色。紫原は紫色だ。
そして全員がボタンを押した。
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