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32、宝石
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青「それって本当か!?どうやって揃えんだ!教えろ!早く…早く教えてくれよ…っ」
青峰がクラの両肩を掴む。
赤「やめろ、大輝。気持ちは分かるが話しを聞こう。」
赤司がどうにか青峰をクラから離した。
ク「……まず、ブレスの地図を開いてください。この世界では6つの町があります。行きたい町を選択すれば即移動可能です。」
地図には真ん中に大きな町があり、周りは5つの町で囲まれていた。
ク「そして、この真ん中の町にはこの世界で1番大きな建物があります。それがシェア様の城です。そこにテツヤ様がいます。」
黄「!!じゃぁ今すぐ行くッス!!!」
黄瀬がさっそく移動ボタンを押そうとした。
紫「ホントに黄瀬ちんって馬鹿だよね~話しちゃんと聞いてたの~?宝石がなくちゃ助けられないんだってば。」
紫原が黄瀬の頭をわしゃわしゃといじり、今すぐボタンを押そうとしている黄瀬の手を止めた。
黄「何するんすかぁ!モデルの髪なのにぃ!つーか、青峰っちより馬鹿じゃないッス…」
青「待ってろ、テツ。今すぐ助けに行くからな。」
青峰も今すぐ真ん中の町へ行こうとしていた。
紫「…赤ちん…俺、黄瀬ちんと峰ちんが一緒にいるのイヤなんだけど~…。」
紫原が深いため息をついた。
赤「まぁ、そう言うな…敦。お前だって今すぐ助けに行きたいと思っているんだろ…?」
紫「……」
図星だったため、恥ずかしくなったのか紫原はそっぽを向いた。
赤「ははっ図星だったかな。でも、僕も同じ気持ちだ。…だが、大輝も涼太も分かっているんだろ…?このまま真ん中の町に行ってもテツヤをまた傷つけるだけだと…」
仮にシェアの城へ行けたとしても、今の自分達の力では黒子を助けることは100%不可能だ。
青・黄「……」
緑「…黒子を助けたい…だからこそ今、俺達ができることをするまでだ。…もう…あんな目にあうのは二度とごめんなのだよ。」
赤「真太郎の言うとおりだ。ゲームに従おう。テツヤを助けるために。」
青「わりぃ…」
黄「そうッスね」
ク「……解決したようですね。では、再び話しを続けさせていただきます。その宝石は1つの町につき1個づつ存在します。そして、各町にはバスケNo.1プレイヤーと呼ばれている選手がいます。所謂ボスです。間違いなく、その人達が宝石を持っています。なので準備ができたら勝負を挑んでください。勝てば宝石がもらえます。そして、5つの宝石が揃ったら真ん中の町へ行ってください。」
赤「なぜ、その宝石が揃わなければテツヤのもとへ
行けないんだ…?」
全員が疑問に思っていたことを赤司が聞いた。
ク「シェア様の城はシェア様以外、普通に通ることができません。ですが、ドアの前には六角形の穴が5つあいているんです。そこに集めた宝石をすべて入れればドアが開きます。」
緑「…なるほど…そういうことだったのか…確かにドアが開かなければ話しにならないのだよ…」
赤「あぁ。だが、今から何をすべきなのか分かった。
きっと長い旅になるな…」
これでクラからのゲーム説明がすべて終了した。
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