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35、初めての朝
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キセキside
黄「だぁぁぁー!ぜんっぜん点入んねッス!!」
黄瀬がコートに寝転がった。
赤「寝るな涼太。…だが本当に思い通りにいかないものだな…僕でも1点もきめられないとは…」
全員まだ1点もロボットから点をとれていなかった。
青「でも、だんだんコツつかめてきたぜ。」
青峰が3人のロボットに囲まれている。
緑「本当か?青峰。」
青「あぁ。要するに俺達のいつも通りの動きをしなきゃいいんだろ。」
青峰がドリブルを始めた。
ロボットもそれにあわせ、せめてくる。
だが
ダンッ!
青峰がぬいた。
黄「おお!さすが青峰っち!」
そして青峰が体制を崩してシュートをうつ。
しかし止められた。
青「…ちっ…やっぱそーうまくいかねーか…」
だがロボットをぬいたのは青峰が初めてだ。
紫「…峰ちん…さっきの場合、よく右に出てるけど今回は左にでたね。」
紫原が町で買ったお菓子を食べながらそう言った。
青「紫原てめぇ俺の癖知ってたのかよ…。ま、今回は左に出てみたらぬけた。それだけだ。」
青峰が再びロボットに挑む。
赤「…なるほどな…確かに所詮ロボットだからな…登録されているのは僕達がよくやるプレーの逆ってことだね。」
赤司もロボットに挑み、今度はあっさりとぬけた。
だが、シュートはきまらなかった。
緑「…同じパターンだけではなく、違うパターンも強化しとけ。というわけか…」
そして、全員がロボットをドリブルでぬけれるようになった。
練習を始めてから約5時間がたち、キセキの全員は夕食を済ませた。
明日は朝早くから町へ出てNo.1プレイヤーの情報を手に入れるため、早めの睡眠をとった。
そして朝がくる。
ゲームの中に入って初めての朝だ。
赤「おはよう。全員さっさと朝食を済ませろ。」
緑「お前ら!いい加減起きるのだよ!朝早くから町へでると昨日話しただろう!」
今起きているのは赤司と緑間だけだ。
赤司は昨日買った朝食を並べている。
緑間が起きろ!と言いながら紫原の耳を引っ張る。
紫「ん~っ…!!いった!痛い痛い!起きる!起きるって!離して!緑ちん!」
紫原起床。
残り2名
緑間が黄瀬の両頬を引っ張る。
黄「スースー…んー?…ぎゃぁぁぁ!モデル!モデルの顔ぉぉぉ!!伸びる!頬が伸びるッス!」
黄瀬起床。
残り1名
緑「…なぜ起きん…」
緑間は青峰の耳や頬を引っ張ったりしたが、びくともしない。
起きる気配がまったくない。
赤「…真太郎…ここは僕に任せろ。」
赤司が青峰のわきに座る。
赤「大輝。今日は堀北マイの写真集発売日だ。」
と、青峰の耳元につぶやく。
青「ふんがっ!買いに行ってくるわ!」
ガバッと一瞬で青峰が起きる。
緑「…さすが赤司なのだよ…」
青峰起床。
赤「ほら、大輝も早く朝食を済ませろ。」
赤司が青峰に朝食を出す。
青「…堀北マイちゃんの写真集は…?」
青峰はその朝食を受け取りながら少し弱々しい声で赤司に聞いた。
赤「そんなもの嘘に決まっているだろ。だいたいここはゲームの中だぞ。」
青峰が朝食を落とした。
青「赤司ぃ!てめぇ!卑怯だぞ!」
マイちゃ~~んと叫びながら泣く青峰であった。
そして全員が朝食を済ませた。
赤「行くぞ。」
黄「はいッスー!」
青「…おう。…マイちゃん…」
紫「は~い。(モグモグ」
緑「あぁ。…あと紫原、食べ歩きはやめるのだよ!」
再び町へと出る。
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