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40、開かない
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黒子side
困りました…。
黒「…どんだけ広いんですか…ここ…」
黒子は今だに階段さえ見つけられないでいた。
黒「早くしないと見つかってしまいます…っ!」
ここは1階でないということは分かっていた。
部屋で窓の外を見た時、地面がかなり下に見えたからだ。
そして、
黒「…!!ありました…!」
長い長い廊下を歩き続け、やっと階段を見つけた。
その階段は1階までつづいていた。
黒「あとは外へ出るドアを見つければ…!」
黒子は必死に外へ出るドアを探した。
そしていかにもそのドアであろう、他のドアよりも立派なものがあった。
黒「…あった…ありました…これで出れます…!」
青峰くん達に会えるんだ…!!!
そして黒子はそのドアの持ちてを掴み
そっとドアを引いて開けた。
はずだった。
黒「…??……開かない…!!」
おもいきり引っ張っても、押してもビクリともしない。だが鍵穴もない。
黒「!!なぜですか!…開いてください…!お願いします…!開け!開いて!!!」
ガシャンガシャン!
何度も何度も試したがまったくもって無意味だった。
そのとき
?「なにしてるんだ?テツヤ?」
今、1番聞きたくない声が耳に入ってきた。
僕は恐る恐る後ろを振り返る。
黒「…シェア…さ…ん…」
思ったとおりそこにはシェアさんがいた。
シ「テツヤ。まさかそのドアから出ようとしたの…?」
シェアさんの顔が一気に怖くなっていく。
黒「…ぇ…と…ぁの…こ、これは…その…」
どうしよう…頭が真っ白だ…
シ「俺…あの部屋から出るなって言ったよね?」
ビクッ!
シェアが黒子に近づいてきた。
それと同時に黒子の心臓がドクンドクンと早くなる。後ろに下がりたくてもドアが開かないため逃げられない。
黒「…っ…」
シェアがそっと黒子の頭に手をおいた。
そして水色の髪をグッと掴み、黒子の顔をシェアの顔に向けた。
シ「テツヤ…これ以上は苦しめたくなかったんだけど…言うこと聞かないならしかたないよね…?」
黒子は今から何をされるのか分かってしまった。
黒「…ぃやぁ…やめて…くださ、い……やだぁ…あんなの…も…嫌です…」
あの痛みを思い出し、僕の目からボロボロと涙が溢れてきた。
そして黒子の思ったとおり
シェアは首輪に触れた。
シ「…3つ目…だね…テツヤ。」
ニヤリとシェアが笑ったと同時に
黒子についている首輪の3つ目のボタンが
赤く光った………。
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