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50、見ないで…
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黒子side
…苦しい…痛い…
頭がわれてしまいそうだ…
あれから何時間がたったのだろうか…
僕は今地下らしきところに閉じ込められ
手錠もされている。
黒「ああああああああああ!!!」
痛さと苦しさで本当にどうにかしてしまいそうだ。
痛い。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
助けて…誰でもいいから…
この苦しさから…僕を助けて…
そんな無駄なことを願っていると
ドアが開いた。
そこにはシェアさんがいた。
だがそんなことはどうでもいい。
苦しくて、痛くて、それをごまかしたくて暴れたかった。暴れて暴れて何もかも忘れたかった。
でも手錠が邪魔をする。
いくら暴れても無意味だ。
シ「ーーーー」
??
シェアさんは誰かと話しているのだろうか。
ドクンッ
黒「ぐぅぁっ……ぅ…がぁぁ!!」
まただ。
心臓が握り潰されるような苦しさ。
シ「ほらテツヤ…そんな暴れてないで…皆がお前を見ているよ…?」
シェアさんが顎を掴んできた。
なにをーーーーーー。
黒「…ぅぐ……?………!!!!!!!!!」
な、なんで…なんで皆さんが……
そこにはキセキの皆さん。
画面越しだがしっかりと分かる。
青「テツ…」
赤「テツヤ…」
黄「黒子っち…」
緑「黒子…」
紫「黒ちん…」
嫌だ。見ないで。
こんな僕を見ないでください。
そんな泣きそうな顔で見ないで。
こんな僕の名前なんて呼ばないで。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
見ないで見ないで見ないで…見ないでください…
黒「…み…な…さ…ん……ぐっ…ヴヴヴ…
…ああああああああああああああ!!!!!」
熱い。のどが焼けるように熱い。
水を………
いや、違う。
この渇きは水なんかじゃない……
……血がほしい……。
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