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55、特別な部屋 ※シェアside
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正直かなりビビった。
なんだあの目は…
シ「…殺気がした…」
青峰と言ったか…?
あいつには少し注意しておこう。
そういえばテツヤの恋人だと聞いたが…。
なるほど…だから画面越しのあいつらを見た途端
吸血鬼反応が出たのか…
俺達吸血鬼は愛おしいやつを見れば必ず血がほしくなる…
テツヤの血も吸いたいが…今はまだ…だ。
もう少し…もう少しだけ……。
吸ったことを想像するだけでゾクゾクするよ…
…テツヤ…
シ「テツヤの血はもっと甘くなる…」
そしたら俺のためにその血を捧げてね?
俺だけのエサ。
俺は目の前で気絶しているテツヤの頭をなでた。
そして手錠をはずし、抱えて部屋を出た。
長い階段を上がり長い廊下を歩いて行く。
そしてある部屋に入った。
そこは大きなベッドにテーブルしか無く、
とてもシンプルな部屋だ。窓もない。
奥に進めば風呂場とトイレがある。
俺はテツヤをベッドに寝かし、
頬にキスを落として部屋を出た。
ドアが閉まったと同時にピィーと音がなった。
この部屋は特別な部屋だ。
俺しか開けられない。
もう2度と逃げられないように。
シ「また来るからね…テツヤ…」
あ…そういえば…
クラにお仕置きしなくちゃなぁ…
でも意外だ…てっきり全部話しているのかと思っていたが…
あいつは、ああ見えてしっかりしている…
そして俺はクラの部屋に足を進めた。
コンコン
クラの部屋につき、ノックをする。
ク「はい…」
シ「俺だ。入るぞ?」
ク「シェ、シェア様!はい!」
ガチャ
ク「…どうかなさいましたか…?」
シ「…クラ…お前、キセキのやつらに全部ルールを話していなかったな…?」
俺がそう言うとクラの体がビクッとはねた。
シ「…訳を聞きたいんだが…」
ク「…はい…」
俺は部屋に置いてある大きなソファーに腰をかけた。
ク「…どうせ…あいつらは私達と同じ道を行くんです…。彼を助けることなんてできないで…消えていくんです…」
なるほどね…だからわざと教えなかったと…
シ「クラ…それは俺の世界に不満があると…?」
ク「!!……私だって…望んだわけじゃありません…」
シ「……今日はずいぶん反抗的だな…クラ…まぁもともとお仕置きをしにきたからな…こっちにこい。」
ク「…ご、ごめんな…さい……シェア様…」
シ「クラといい、ミラといい…まだ懲りないのか…?いいから早く来い。命令だ。クラ。」
俺はここの王だ。
エサは王である俺が決める。
ク「…ぃ…ゃ…シェ…ア…様…ぃやです…」
シ「…しかたないやつだな…お前が殺したくせに…全部全部お前らが自分で終わらせたんだろ…」
俺は一歩も動かないクラに近づいた。
ク「…こな…いで……やっ…こないで…!」
そしてクラの両肩を掴み頭を斜めに向けた。
ク「あ…ぁ……ぃや…だぁ…」
シ「…なぁ?……桜ちゃん…」
カプッ
ジュルルルル
ク「あああぁぁぁぁ!う…ぐぅぅ…あぁ…!」
ジュルルルル
ク「…っ……………………」
シ「あら、気絶しちゃった。…まぁいっかー…さて…お仕置きも済んだし…仕事の続きやりますか…終わったらー…んー…テツヤの様子でも見に行こうかな!」
俺はクラを大きなソファーに寝かし
仕事場に戻った。
シ「てゆーか…テツヤ…よく我慢したよなー…」
あんな状態で人間を前に血を吸わなかったのは意外だった。
てか初めて見たな…そんなやつ。
シ「…ふふ…やっぱりテツヤはすごいな…」
次に俺の顔を見たらテツヤはどんな顔をするだろう
怒った顔?おびえた顔?泣きじゃくる顔?
早く仕事を終わらせよう。
楽しみだなぁ♪
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