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62、俺のせい
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キセキside
黄「…これが俺と黒子っちの過去ッス…」
黄瀬がすべて話し終えた。
もちろん赤司以外の全員が驚いた。
だってそんなふうには見えなかったのだから。
いつも通り、本当にいつも通りの黄瀬と黒子だったから。
黄「…青峰っち…すんませんした…」
黄瀬は青峰に深く頭を下げ、謝った。
青「……黄瀬…頭上げろ。」
黄「…はいッス…」
黄瀬は頭を上げ、青峰を見る。
青「一発殴らせろ。」
青峰が黄瀬の胸ぐらを掴んだ。
紫「ちょ!峰ちん!!」
黄「いいんす!これで!…いいんすよ…紫原っち…」
紫原は青峰を止めようとしたが、
黄瀬がそれを止め、目を瞑る。
少し沈黙が続いた。
そして
バキッ!
黄「っ…」
青峰が黄瀬を殴った。
黄瀬は殴られた衝撃で地面に倒れた。
だがすぐに青峰が黄瀬を起こし目の前に立たせる。
青「…そんで黄瀬!俺を殴れ。」
黄「……は?…何いってんすか…?」
青「いいから早くしろよ。そもそもなんでてめぇが俺に謝んだよ。……悪いのは全部俺じゃねぇーか…」
青峰は黄瀬の両肩を掴み、下を向いて泣きだした。
下唇を噛み、悔しそうに泣いた。
青「…俺…テツにひでぇこと数えきれねぇほど言っちまったんだ…テツのことすげぇ好きだったのに…俺の相棒だったのに…口から出るのは…あいつを傷つけることばっかで……あんとき…俺は……テツを捨てたんだ……大切な相棒を……捨てちまったんだ……俺のせいで…テツとお前を傷つけたんだよな……わりぃ…ホントに………ごめん…………」
黄「…青峰っち…」
青「早く俺を殴れ。んで、この話は終いだ。」
青峰っちの目は少し赤くなっていて、
それでも真剣な目で俺を見るから…
俺は殴った。青峰っちを。
青「……ぃってぇ……w」
黄「なに笑ってるんすか!青峰っちが殴れって言ったんじゃないッスか!しかも俺の方が絶対痛いし…」
緑「終わったか?」
青・黄「空気読めよ!!」
緑「な!!聞いただけなのだよ!!」
赤「それにしても涼太痛そうだな。」
黄「めちゃ痛いッスよ!モデルの顔に殴るなんて!」
赤「大輝は…殴られたのか…?黒くて分からないな。」
青「赤司…てめぇ…」
紫「てゆーか黒ちんモテモテ~」
青「まぁ分かるけどな!テツがモテんのは!」
黄「可愛すぎるんすよ!」
紫「確かに~お菓子食べてるときリスみたいだもん」
青「はぁ!?可愛すぎんだろ!今度お菓子無理矢理
大量に食わせてみっかなぁ…」
黄「黒子っち…可哀想ッス…」
赤「僕もぜひ見てみたいものだね。写真頼むよ。」
紫「俺も俺も~」
緑「まぁ俺も…もらってやらんこともないのだよ。
…それより紫原…お前には氷室さんがいるだろ。」
紫「え~…それ言うなら緑ちんだって高尾ちんがいるじゃーん」
黄「あー!確かにー!このあいだデートしてるとこ見たッスよー!」
緑「んな!ご、誤解なのだよ!高尾は!」
青「緑間、顔真っ赤だぞ。」
赤「大輝もこのくらい赤いのが分かるといいんだけどね…黒いからな。」
青「…赤司…それはもーいいだろーが!」
黄「てかてか!緑間っち!どこまでいったんすか!?」
緑「な!黄瀬ぇぇ!!」
紫「あ、気になる~」
赤「確かに…どうなんだい?」
青「はけ!緑間!」
緑「う、うるさいのだよーーーーーーーー!!」
このあと約30分緑間はいじられ続けました。
そして再び絆メーターが上がりましたとさ。
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