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Said,実
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ふと、目がさめるともう夜の7時。
うわー!あれからあんなに寝てたんだ…
「健斗……」
そう呟くと、部屋の奥からコトリ…と音が聞こえた。
健斗の姿が見えて少し安心する。
「健斗…ギューして、」
すると健斗はシーツに包まれた僕をそのまま抱きしめた。
「実……大丈夫だよ。」
そう言って優しく頭を撫でてくれる。
僕には少し、トラウマがあって、1人になるのが怖い。
そして、そのトラウマは僕と健斗しか知らない秘密。
別に健斗と付き合っている、というわけではない。
僕が、健斗に甘えてるだけ。
健斗は優しいから。
僕は、その優しい手に包まれると安心するんだ。
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