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最近、真人さんのことを意識しすぎてしまう。
なんでなんだろう。
確かに、真人さんの顔は直視できない程に美しく整っているし、かといって以前までは普通に接していた。
妙にドキドキする……
真人さんに、あんな風にビシバシと突っ込まれる実さんをみて、少し羨ましいと思った。
おれには、あそこまで心を開いてくれないだろう。
そう思うと胸がズキズキと痛んだ。
大切にしてもらっている。
それは、ありありと伝わってくるし、おれはいつからこんなに贅沢になったんだろう。
真人さんはいつか、結婚して子どもをつくり、幸せな家庭をつくるだろう。
そこに、おれの姿は……
ない、
今を、この幸せな瞬間を噛み締めて、いつ独りになってもいいようにおれは生きていかないと。
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