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26 デート
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1番最初に来たのは服屋さん。
なんだかセレブリティに溢れていて、真人さんがいないとこんなところ来れないや。
「美琴、あんまり服持ってないでしょ?」
確かにおれは服はTシャツが3枚とジーンズ一本、短パン一本と他人より少なめかも。
でも、こんな高そうなところ……
「ま、真人さん、、おれっ、、」
「僕が美琴に買いたいだけだから、心配しないで?」
おれの心なんてお見通し。
ニッコリ微笑まれてしまった。
「いらっしゃいませ。」
お店の人が近づいてきて、おれの服を選んでくれようとする。
「すみません、この子の服は僕が選ぼうと思うので大丈夫です。」
真人さんが店員さんに笑顔でいう。
店員さんは真っ赤な顔で固まってしまった。
「え、真人さん、、こんなに買うの⁈」
そこに積まれた、山のような服や靴。
「これくらいないと、困るでしょ?それに全部美琴に似合うから。」
結局、全部真人さんに買ってもらうことになった。
「せっかくだし、これとこれ、着て今日はデートしよう。」
そういって渡されたのは裾が少し広がった白色の短パンと、クリーム色のワイシャツで襟にキラキラとした石がついている。
最近の服は、男の子でもこんな服なんだなぁ……
「って、真人さん!!これっ、おかしくない⁇///」
着終わって、鏡をみると、明らかに女の子の服。
白色の短パンは裾が広がっているから、まるでスカートみたい。
襟元のキラキラは、最近流行りのビジューというものらしい。
「美琴に似合うとおもって……ダメ、かな?」
……真人さんに眉毛をハの字にされてお願いされたら、断れない。
「ダメ……じゃない///」
結局、お店の人にすこしお化粧もしてもらうことにした。
「真人さん……おかしくない??」
そういうと、固まってしまった真人さん。
真っ直ぐな視線が痛くて、恥ずかしくて、少しでも裾が伸びたらいいのにと思いながらズボンをひっぱる。
ぱんつ、みえないよね?
ていうか、真人さん、無反応。
やっぱりおかしかったのかな……
「……綺麗。とてもよく似合ってるよ、、さぁ、車に乗って⁇」
真人さんはそのままおれの腰をグイッとひっぱって少し強引に車に乗せた。
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