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Said,谷川 デート
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今回、このデートを実行するにあたり、私は多大なる労力を用いてスケジュール調整をした。
純粋であられる美琴様のお耳にとても入れられないような悪どい方法も使ったのだが…
昨晩、私の主人はとても怖い顔をして私を呼び出した。
「ごめんね、谷川。僕、今から仕事するよ。美琴のことホテルに置いてきちゃったから、よろしく。」
私がこのような真人様をみるのは久々だった。
これはまずい。何かあったな。
自分に自信をなくし、自我が保てなくなり壊れてしまった真人様を過去に見たことがある。
その頃と雰囲気はまるで同じだ。
私は真人様の仰せのままに美琴様のもとへむかった。
真人様が出張に出たと言うと、私を気遣ってか無理矢理笑う美琴様。
なんてお優しい方…
お二方ともとても優しい方なのに、とても不器用だ。
どうか、1日も早く真人様と美琴様の想いが通じますように。
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