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「はっ、はっ、あっっ、、はっ」
息が…
怖いよ……
上手に呼吸が出来ない…
「はっ、はっ、んんっ、、、んっ、、、、、」
そんなとき、真人さんに唇を奪われた。
舌の根を真人さんが溶かすように舐めていた。
歯の裏側をぐるりと舐められると腰に電気が走ったみたいにビリビリとなる。
いつの間にか呼吸が落ち着いていたけれど、真人さんの瞳はギラギラと煮え滾っていた。
「……美琴。嫌いになんて、なる訳ないでしょ。むしろ、嫌われるのは僕の方だ。美琴のこと、大事にしたいのに、今浮かんでいるのは別のことなんだよ。ねぇ、どこであんなキス覚えたの?誰に教わった?僕は今そいつのこと殺したいくらい嫉妬してるのに、美琴のことなんて嫌うはずないでしょ?」
背中が、ゾクゾクする。
「美琴は前に自分が汚いって言ったよね。でも、僕はそんな美琴より断然汚いよ?美琴は、僕のこと聖人君子みたく思ってるようだけど、勘違いだよ。僕は美琴が欲しくて欲しくてたまらない。その為ならなんだってするよ。ねぇ、覚えてる?数学の先生のこと。彼、元気にしてると思う?ふふっ、美琴、顔が強張ってるよ?」
真人さんの様子がおかしい。
「美琴にあんなことしたんだよ?許せないから僕、消したんだ。彼のこと。美琴が居たお店にも圧力かけて美琴を店に出さないようにしてたんだよ?美琴は自分が汚いって言うけどそんなことないよ。でも美琴に嫌な思いをさせてたんだから、潰したってしょうがないよね。今までだって美琴に知られたくないこと、沢山してきたんだ。だから、美琴に嫌われることはあっても嫌うことなんてないんだよ。でも、美琴が僕のこと嫌いになって僕から離れようとしてもさせないからね。でもチャンスをあげる。逃げるなら今のうちだよ。」
そう言って、真人さんはおれの上から降りた。
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