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出会い-9
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「そろそろ付き合おうか」
そう大介に告げられたのはあまりに突然だった。
その日は大介の部屋で2人でDVDを見て過ごしていた。
ソファに並んで座って映画を見ているとふと思い出したかのように大介が言ったのだ。
まるで「コンビに行こうか」とでも言うようにさらっと言った大介に雛は固まる。
付き合う...?付き合うって...あの、付き合う?
もしかして、大介さん...僕のことずっと女の子だと思ってたの?
「ごめんなさい...僕ね、男の子だよ...」
「うん?知ってるよ?」
あれ...?
もしかして...、お付き合いってお買い物とか食事とかそういうことだった..!?
どうしよう僕すっごく勘違いしてたかも...っ
「ぼ、僕どこにでもお付き合いするよ...っ!」
「そう?じゃあ言葉通りどこにでもお付き合いしてもらおうかな」
「え、あ...どこでも...?ってどこに...?」
「んー...つまりね、こういうこと」
「へ...」
雛の肩をぐいっと引いた大介。
わ...、顔近い...!
雛がそう感じた瞬間にはもう2人の唇は重なっていた。
「んん...っ」
突然の事に驚いた雛が大介を突き飛ばそうとするが、華奢な雛の力では大介はビクともしない。
ど、しよ...っ
僕大介さんとキスしてる...
重ねられた大介の唇は二、三度軽く雛の唇を食んで離れていった。
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