アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
兄弟の再会
-
「やっぱりぃっ!やっぱりぃおにぃちゃんだぁ!」
そう言って美緒が李人さんに抱き付こうとした瞬間
「危ない!美緒!」
そう言って李人さんと美緒の間に入った尚
ガスッ
李人さんは無表情で尚の腹に蹴りを入れた
「な、なんてことするのぉっ!おにぃちゃぁんっ!」
「お前!自分の弟と妹に何して!」
「何って、蹴った、それが何か?」
「ぐ...ぅ、兄.....さん」
尚も美緒も火龍もみんな放心状態で、、でも李人さんはひどく冷たい声で言いはなった
「美緒も尚も妹と弟だけど、そう思ったことは一度もないよ?それに、優を傷つける存在を俺が受けいるとでも思った?」
「な...!違う!優が尚と美緒を傷つけてるんだぜっ!お前知らないのかよ?」
バカにしたような口調でにやにやと笑う炎
「はぁ、あれだろ?優が火龍の姫を拉致してほかの族にヤらせようとしたっていうの、でも、それが嘘なのかほんとなのかとか俺には関係ない」
「なっ!」
ニヤニヤしていた炎の顔が歪む
「俺にとって何より優先すべきなのは、優を守ることだから、美緒も尚も俺からしたらいらない存在」
「おにぃ、ちゃん...?」
目から涙を流す美緒
あ、これは傷つくんだ
でも、僕もいらない存在っていわれた時、すっごく悲しかったからなんとなくわかる
でも
「あ、そろそろ学園長のところに行かなくちゃぁ、みんなぁ、いこぉ?」
「あぁ、そうだな」
僕は演技を続けて学園長のもとへ向かった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
99 / 174