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それでいい(龍之介side)
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「……完勃ちかよ。オレのイキ顔に当てられたか?」
真っ青な顔で屈辱に震える士郎に、放ったばかりの熱が再燃しそうになり、下腹部に力を込めて耐えた。
「ソレ、どうするつもりだよ? そのままじゃ、つれェだろ?」
オマエも抜けよと促してみても、士郎は身動きひとつしなかった。
「知られたことがそンなにショックかよ? 」
ヤベェな……と目を細めた。
もっと限界まで追い詰めたくなる。
「……オレに感じたンだろ?」
「違……っ」
「もう素直に認めて、抱かれちまえば?」
「約束が……」
「違くねェよ。……オレから手を出したわけじゃねェ。オマエが苦しいだろ、つってンだ」
楽になれるぜと自由になる右手を伸ばせば、すごい勢いで身体を引かれた。
混乱しても、消え入りそうなほどの羞恥心に焼かれても。
そう簡単には落ちてこない。
ゾクゾクした。
こうでなくてはと、拒まれたのに喜んでいる自分がいる。
「……別にオレはいいンだぜ? オマエが一晩中、苦しい思いをするだけだ」
一度この声に反応して昂った身体は、一時冷めたところで熱くささやいてさえやれば、またすぐに熱を帯びるものだ。
そうして延々に眠らせない。
「……先に根を上げるのは、どっちだろうなァ?」
声に反応してヒクリと震える士郎に、悠然と笑って見せた。
落ちてこないのなら、それはそれでかまわなかった。
追い詰められ、張り詰めていく姿そのものが魂の奥深い場所を焼き、楽しませてくれる。
「……それなら、まずはカラダでも洗ってもらおーか」
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