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待てない(士郎side)
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3本呑み込めるようになるまでに、そう時間はかからなかった。
「は…ぁ…っ」
抜かれて収縮を繰り返す奥を、黒曜石の瞳が透過するかのように見つめていた。
毒のように甘い魅惑的な声が、来い……、と低くつぶやいた。
導かれて、身体にまとわりつくシャツを脱ぎ捨てる。
これでやっと解放される。
もうずっと長いこと飢えていた。
龍之介の不在に……熱くて硬い、その熱に。
好きにしろと投げ出された身体の左右に腕をつき、自分を捕らえて離さない悪魔のような男を見下ろした。
ズクン、とこみ上げてきたのは、欲望か、それとも愛しさなのか。
今となってはもう、どちらでもよかった。
今はただ、この男が欲しい……。
震える手で龍之介のベルトを外し、下肢をくつろげた。
そそり立つ熱に、身体が溶けていくのがわかる。
……待てない。
服を奪う時間も惜しんで、身体を落とした。
「……っ、…ぁ…っ」
重力に導かれるまま、最奥にまで届く。
キュッと龍之介を締めつけた瞬間、ズクン、と体積を増した熱に、タラタラと下肢を白濁が伝った。
「……わかるか? オマエの、溢れてる……」
濡れた声に耳を犯されて、目の奥に火花が散った。
小刻みに収縮を繰り返す中に、
「ン……」
龍之介が満足そうに、息をついた。
「……キュウキュウ吸いつかれて、もってかれそーだ……。このままジワジワ溶けるみてェにイクのも、アリかもな……」
濡れた目でいたずらっぽく、龍之介が笑った。
たまらずに胸を叩いて、痺れて力の入らない下肢を揺さぶった。
「…っ…ぁ…っ、も……っ」
「……待てねェ?」
強く、うなずいた。
肩に噛みついて、悲鳴のような声を必死に殺した。
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