アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
saveⅥ
-
腰を機敏に動かして、泡で臀部を洗う。
「や……っ////」
身体が変な風に反応する。
回されていたこーちゃんの指が、胸の2つの花を優しくつまむ。
「い、やぁ……っ!//////」
指先で撫でたり、捻ったり、手つきが妙に厭らしい。
「こぅ……ちゃん……っ////」
その手の片方がスル……と下へ向かう。
腹や腰を撫でられたと思ったら、俺のあれをぎゅっと、掴んで揉み始めた。
「ちょ……//// ぁ、ん……っ// や、やめ……っ──」
「楽、こっち向いて……//」
こーちゃんの唇が耳に触れた。舌で舐められて、もう、おかしくなりそうだった。
こーちゃんの肌に、あれに、擦られて、
終いには洗うとかそんな誤魔化しじゃ無理なセクハラしてくるし、
触ってほしいって、そりゃ、思うけど……。
「なら……っ、は、なれて……っ!! んぅっ……/////」
本当に、心臓──と言うか、身体に悪い。
「やだ……////」
「──……。」
何だか、苛々してきた。
……こっちは我慢してるって言うのに、こーちゃんは我慢しなさすぎるし、それを邪魔するし。
たえてもたえても邪魔しまくるし……!!
「いい加減にしろ……。」
さっきまで敏感に感じていたのが嘘のように、頭の中が怒りで一杯になった。
「い"──ッ!!」
頭を項垂れてから、後ろに勢い良く振り上げると、ごん、と言う音がして、こーちゃんに頭突き出来たのが分かった。
力が抜けていた身体がおかしなくらい正常に戻って、両足に力を入れて立ち上がる。
額を押さえるこーちゃんを無視して、シャワーで泡を流して扉の前に立つ。
「俺は先に上がるけど、お湯に使っていいから。」
……こーちゃんは今にも泣き出しそうな声で「うん……」と呟く。
「…………部屋で待ってるから早くきてよ……。」
さっさと出て扉を閉めると、こーちゃんの嬉しそうな「うん!」と言う返事がバスルーム内に響いた。
「ああ、俺こーちゃんに甘いな……。」
着替えは準備していなかった筈だが、朝喜が用意してくれたのだろう、下着もTシャツもズボンも綺麗に畳まれて置いてあった。しかも二組。
…………下着は俺のだけど他は父さんのか……。
まあ、俺のサイズの大きい服が父さんのモノとして棚入りするんだけど……。結局父さんには小さすぎて着ていない。
父さんのと言っても、所持しているだけで、誰も着ていない新品と言うことになる。
着替え終わって、朝喜が作ってくれているだろう夕飯を食べに朝喜の部屋に向かう。
──きっと今リビングは貸し切り中だろうから……。
「あ、そうだった……今日は確かまた鍋……。」
もうすぐ夏だと言うのに、朝喜は楽だからと鍋ばかりを用意する。
上がりかけの階段を途中でUターンして下りていく。
玄関扉を開けて、白舞家兄弟の畳二畳分のサイズしかない小さなミニ畑へ向かう。
「これとかいいかなぁ~っ」
こーちゃん野菜嫌いだけどちゃんと食べるかな?
うきうきしながら上手に愛情込めて育てた野菜を少しだけ採る。
いつもの癖で葉の様子を見ていると、塀の向こう側でアスファルトと砂の擦り合うような音が聞こえた。
顔をあげると、低めの塀から伸びた柵の向こうに、美しい青年がこちらを見て立っていた。
急に身体が熱くなって、心臓が鳴り始める。
まるで違う世界から現れたような神々しい人物に見つめられて、妙な緊張が胸を締め付ける。
「久しぶりだな、白舞楽夜(がくや)くん。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
53 / 307