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偽りの記憶Ⅰ
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……やだ。
俺はトモとキスする寸前で、彼の唇を3本の指で押さえた。
「──……お前のキス顔だけでいい。写メ撮らせて。」
「アホかお前は。」
「毎晩それをおかずにする。」
「やめろアホ……ッ!! /////」
俺がトモにキスをするのはよくても、まだトモにはされたくない。
俺を好きだと思ってくれるまで、トモからはキスして欲しくない。
「……触って…………。」
「は?」
「抱き締めて。」
「な……っ!? ////」
見つめていると、一時俺を見つめ返して、突然ぶんぶんと頭を振る。
「ハグもダメなのかよ……。」
……どうすればいいんだ。
どうして俺ばっかり拒絶されるんだよ。
どうしても涙が止まらない。
きっと分かってるからだ。
トモは俺なんかを好きになってくれない。
トモは絶華を愛してて、楽のことが大好きなんだから。
「……公は白舞のことどう思う?」
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