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6人目
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天王寺達犯人グループとは別に
ホノセをA区に連れ出した人間がいる
ホノセは殆ど交通機関は利用しない
A区までは普通列車で運賃が900円かかる
ホノセはそんなお金持ってなかった
自転車で行ける距離でもない
ホノセはコンビニの更衣室で
電話で誰かと話している
ソイツに呼ばれて
自転車でソイツのいる場所に向かい
その後 一緒にA区に向かった
これが一番しっくりきた
「…………6人目に関しては後回しだな
こいつは殺害には関与していない」
「……………なら 何故俺に教えなかったんですか?
何故ホノセを1人でA区に置いて来たのですか……………」
「…………………………確かに……」
「……………俺は………
こいつも同罪と思っています…………」
「……………おい……
それはいくらなんでも…………」
「こいつがA区にホノセを連れて行かなきゃ
ホノセは殺されなかった!!」
「……………………」
「こいつが全ての元凶だ……」
「……………………」
「……………実行犯ではないけど
間接的には罪はあると思います」
「…………………復讐するのか?」
「…………………ホノセは12日の夜8時以降に
殺されている」
「……………………」
「俺が……ホノセの事を訪ね回っている時点では
……………………まだ生きてたんだ……………」
「……………………」
「…………まだ 間に合ってたんだ……………」
何故俺に教えなかった?
何故ホノセを置いていった?
ホノセは天王寺の言う通り 天王寺達に
送ってほしいと言って車に乗ったのだろうか?
だとしたら A区まで連れてきた6人目が
ホノセを1人取り残して帰ったって事だろ?
………もし……そうなら俺はソイツに復讐する
真成寺さんは俺の顔をじっと見ている
それを俺は無視した
「…………取り敢えず名波の件に戻りましょう」
「………そうだな」
真成寺さんはまだ何か言いたそうにしている
俺は真成寺さんから目を背けた
俺達はこれからの作戦を立てた
名波へどのような方法で復讐をするのか
俺は
「………俺は名波を天王寺以上に苦しめたい
こいつは連中に暴行の切っ掛けを作った
ちょっとやそっとの事では気がすまない」
「………………」
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