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6ー6
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だから誰も予想が出来ない。
彼が、魔界帝国の大侯爵だと。そう、彼ことアルザリは魔界貴族の頂点とも言える『ティーベル』。
そして、プリゾはティーベルの次に並ぶ貴族なのだ。
「これで宜しいですか?」
「普通は、ソファーに座るのが常識だろう。人が仕事している時に堂々と…」
資料を整えたゼウダーは椅子から立ち上がり、ソファーへと移動した。
グラスを二つ並べ、ブランデーを注ぐ。
「私の目当てが解るとは…」
「飲みたいなら飲みたいと素直に言え!」
「んふふふ…」
「どうせ…シイガを誘ったが断られたのだろう。何かを察したソナタは我の所に来たという訳か…」
グラスを取ると口に運んだ。
「まぁ…大体は当たっています…」
アルザリの表情を見て、他に目的がある様に見えた。
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