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9ー6
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【ゼウダーside】
何ていう表情をする。
我を煽っているのか?
ギロッと睨むエメラルドグリーン色の双眸が、とても扇情的。理性が剥がされる音を立て。
息が掛かる距離になる。
「ウリエル…」
我は自然に彼の唇を奪っていた。
「んっ…ふぁ…はなしっ…」
深く舌を絡め、彼の思考を停止しさせようと思った。他の事は考えず、我だけを見て、我だけの事を考えていて欲しい。
「ゼ…ゼウダー卿…っ、話が……っぁ」
「返してやると言っている…ソナタの…大切な弟…ラファエルを…」
「んっっ」
唇を離すと、銀色の糸がプツリ切れた。
ウリエルの表情は今にでも蕩けそうなくらいだった。
「やはり…フリティラリア・カムチャトケンシスが映えるな」
「ふぅ、っん…」
深いキスは自我を忘れさせるくらい甘い。
全ての枷を外されていく感覚に襲われた。
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