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11ー1
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「わ、悪かった。降ろしてくれ…」
俺は素直に謝る。
「もう暫く、そのままで居てください…」
なっ。
サキエル…。
俺、謝ったぞ?
酷くないか。
暫く、このままって…。
「はぁ…ゼウダー卿がウリエルには酷い事をしないのは解っていますが……腐れジェイドの父親だという事実は変わらない」
「ジェ、ジェイドの父親がゼ、ゼウダー卿!!!」
「そう、反応がくると思いましたよ。どんだけ、ジェイド恐怖症なんですか…まぁ、ガブリエルにとったら…信じ難いでしょうが。ジェイドは正真正銘…ゼウダー卿の嫡男です。本人が前に言っていたじゃないか」
「聞いてない。俺、ジェイドの話は右から聞いて左から流す様に出来ている…」
アイツ見ると体が痒くなるというか。それと同じ原理で話も必要以上の物以外は聞き取らない。
だって、ジェイドだし。
アルザリ卿には悪いが、部下はちゃんと選んだ方が良い。
話の流れで察しているかも知れないが、俺はジェイドが嫌いだ。否、体が受け付けない。
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