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11ー8
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――天神界・ウリエル邸・寝室
ふわりと、自分のベッドに沈み安堵する。
「はぁ…今宵は、ゆっくり眠れそうですね…」
既に疲労感がウリエルを襲っていた。
行為後の倦怠感と重なる様に、睡魔が一緒にくる。
「サキエル…明日…怒られてあげますから…。今宵は…このまま…」
うとうとしながら、ウリエルは独り言を呟いたのであった。
窓から涼しい風がレースカーテンを吹き、ウリエルの金色の髪を優しく撫で上げていった。
「ウリエル…ウリエル…今宵はお別れを言いにきたの。私…兄様の所に行くね。もぅ、刻々と迫ってきている…」
スヤスヤと寝息を立てているウリエルの前に、白い髪をした少女が切ない声音で囁いた。
「お休み、私の親友…大天使…ウリエル…」
細く、小さな手が彼の頬を撫でた。
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