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045 稚拙
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恐怖で嗚咽が溢れる。
泣きながら嫌がる僕に、ハリルは優しく語りかける。
「私をイカせたら、今度はちゃんと降ろしてやる」
「……降ろすって……っ下まで?」
「そうだ」
「……屋根とかじゃ、なくて?」
「ああ」
「ほん……とに?」
「約束だ」
今度はきちんと確認した。
確認してから事の重大さに気づく。
(今、私をイカせたらって言った……?)
ククッと、また意地悪そうに笑うハリルを見て、彼はこうなることを見越して、僕を追い込んでいるのだと気づいた。
この高さがあるところでは、どうあがいても抵抗なんてできない。
言われるままにハリルに従うしかないのだ……。
「わっ……」
ハリルの身体にしがみ付きながら、ハリル自身を取り出したのはいいのだが……。
(でかっ……)
まだ完全に勃ちきっていない状態なのに、長さといい太さといい信じられないほどの大きさだった。
ハリルのそれは、僕の腕ぐらいあるのだ。
明らかに色々と無理なサイズだ。
「どうした?」
顔色一つ変えずに聞いてくるハリルを、思わず睨みつける。
(どうしたじゃないよもうっ!)
この男は、これを最終的に僕の中に入れるつもりでいるのだ。
「……コレ……大きすぎる」
素直に言うと、ハリルの雰囲気が和らぐ。
「できるか?」
急に優しく聞かれると変な感じがする。
けれど昨夜の経験から、ここで強がると痛い目に合うのは知っていた。
「頑張る……」
できる自信もないし、できないとも言えない。
よくある逃げの言葉のつもりだったが、ハリルは僕の答えに満足したようだった。
ハリルのものを両手で擦る。
段々硬さを増すそれは、徐々に大きさも増していく。 片手では回りきれないその大きさと、ハリルの見た目からは似つかわしくない卑猥な形状に、逆に現実味を帯びなくなってしまってきていた。
(なんか……木で掘った男根像を撫でてるみたい……)
祖父母の故郷だかに、そんな物が祀られていたような思い出がある。
無心で擦り続けていると、ハリルに手を止められる。
「口も使え」
若干不機嫌さを増した言い方に、思わず顔を歪めてしまう。
(な!? 舐めろってこと……?)
「……入らないもん」
どう考えても、異次元のサイズだ。
「それだといつまでも終わらないぞ?」
言われて確かにそうだと思う。
ただ……舐めるとなると体勢が問題なのだ。
幾分か高さにも慣れてきたとはいえ、未だ周りの景色は見れないのだ。
「身体、支えてて……」
消えるような声で懇願すると、ハリルはまた楽しそうに笑った。
正座をして、ハリルのそれに顔を近づける。
最初のひと舐めは勇気がいるのだ。
(頑張れ……僕)
それでも亀頭を舐めるには抵抗があった。
せめてと首を横にして竿の部分に唇を這わす。
(……長さも僕の顔以上あるんじゃないかコレ……) 必死に竿に沿って顔をスライドさせていると「舌を出せ」と指摘される。
やはりハリルの方が何枚も上手だ。
こんなに綺麗な王様なのだ。
恐らくこういう経験もかなりあるのだろう。
覚悟を決めて目を瞑り、ゆっくりハリルのモノに舌を這わせた。
「……んっ」
両手も使いつつ、竿をペロペロと舐めてはいるが、全くハリルが達する気配はない。
(やっぱり、気持ち良くないのかな……)
上目でチラリとハリルの様子を伺うと、ハリルと目が合った。
一体何を考えてこんな事をさせているのだろうと疑問に思う。
全裸で正座をし、奉仕をする僕の姿は嘸かし惨めなことだろう。
グッと涙を堪え、助けを求めるようにハリルを見ると、ビクリとハリルのモノが震えたような気がした。
「どうした?」
問われて返答に困る。
どうしたというより、どうしていいかわからないのだ。
ここは素直に甘えるべきなのだろうか。
どう考えても、ハリルをイカせるだけのテクニックなど、僕は持ち合わせていない。
「も……無理……」
弱音を吐くように訴えると、ハリルの手がゆっくりと僕の臀部に伸びてくる。
「じゃあ、ここに入れるか?」
言われて目を見開く。
目の前でいきり勃つコレを入れるなんて、どう考えても無理だ。
「どちらがいい? イズミ」
昨夜の選択と同じだ。
曖昧に答えると大変な事になる。
「口でする……」
そう言い張り、嫌厭していた亀頭へと舌を伸ばした。
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