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《遠退く想い》18
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「だから無理すんなって、アキラ!」
さらにルードに念を押され…
「……ありがとうルード」
素直に好意を受け入れることにするアキラ。
やはり想像以上に今日は身体が疲れてしまっているのも確かだから…
発作なんか起こしたら、それこそ…言い訳の仕様がない…
「オッケー!」
ルードは安心したように立ち上がり、夕食の準備に取り掛かりはじめる。
その様子を見届けて、アキラもゆっくり動いて、ルードのベッドへ横になり布団を被ってしばし身体を休める。
それから数10分後、みずきを迎えに行っていたヨシがやってきた。
「いらっしゃい!」
ルードは愛想よく迎える。
「お邪魔しマース!」
ヨシは明るく言いルードのアパートに足を踏み入れる…
あとからみずきも小声で、お邪魔します…といいながらついて入る。
「あ、あんまり大声ださないでね、アキラ寝てるから…」
ルードはヨシに、指でしーっと言いながら教える…
「え…」
みずきはなぜ?とすぐに反応する。
「なんで今から寝てんだよ?」
ヨシはフツーに聞き返す。
「疲れたみたいで、横になってろって言ったらそのまま寝ちゃったんだ…」
「んなこと言って、もしかしてヤったとか?」
からかうようにヨシが耳元でぼそっと突っ込むが…
「そこまでガキじゃないって、なんかアキラ…ホントに調子悪そうだったし…」
「まぁ、確かに顔色最悪だったけどな…さっき、」
ヨシも同意するように頷く。
「……大丈夫なのか?」
聞きながらもみずきはアキラが寝ている奥のベッドへ様子を見る為に近づく…
布団に顔を埋めて眠っているアキラ。
「うーん、本人は平気って言ってたけど、さっきさ、アキラ、コーヒー落っことして、その後すぐ腕が硬くなってて触ったら凄く痛そうだったんだよな、絶対普通じゃないよあれ…みずき、アキラに病院行くよう言ってな…」
心配して言うルード。
アキラの病気の事…
知らないのはルードだけ…
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