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《別れの階段》7
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「この間会った時も気に障っていたんだよ」
ふっと笑って付け足すフミヒコ。
「リングが欲しければ私がいくらでも買ってやる、あんな安物…君には似合わない」
アキラの左手をとり、キスしながらフミヒコは言い切る。
「……安物じゃない、」
フミヒコの手を払い、俯いたまま…
初めてフミヒコに言い返すアキラ。
「サクヤ?」
「みずきにとっては…」
こんなオレを繋ぎ止めておくため…
無い金はたいて買ってくれたもの…
みずきの想いが詰まった…
その重さは金額で計れるものじゃない。
「みずきをけなすような事はいわないで欲しい…」
フミヒコをまっすぐ見返して言うアキラ。
「サクヤ…君は優しいね、そこまで想われている彼に嫉妬してしまいそうだよ」
フミヒコは薄く笑ってそう零す。
「フミヒコさん!?」
「分かったよ、今後一切彼への悪言は口にしない」
「……」
「私は、サクヤが手に入ればそれでいいからね」
不意にアキラを抱き上げるフミヒコ…
「ッ…!?」
そのままフミヒコはアキラを部屋の隅まで運んで…カーテンで仕切られた場所まで来て…
一連の動作でカーテンを開け…
「ふ…」
名前を呼ぼうとするが、ベッドに抑えられるように唇を塞がれる。
「んっぃや…だ、」
慌てて抵抗するアキラ。
「どうしてだい?」
「みずきが…」
すぐ隣の部屋にいるのに…
「彼は催眠の中で楽しい夢を見ているさ、私たちも楽しもう」
微笑みながら囁く。
「……や、」
首を振り、本当に嫌がるアキラだが、フミヒコはその様子も楽しむように構わず触れていく。
「VIDEOでレイプの時のキミの表情…とても良かった、泣き顔も綺麗で、もっと酷い事をしたくなる。ここで実践するのも悪くないよ」
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