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《別れの階段》8
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そう耳元で囁くと、抵抗するアキラの両手首を片手でわし掴みにし、そのまま頭上の布団へ押さえ付ける。
「ッ!」
力では敵わないアキラ…
それでも足をバタつかせ抵抗を試みるが、フミヒコはもう一方の手でそれをいなし、アキラの両大腿をフミヒコの片足で押さえ付ける。
「…ふ、サクヤは私のものだ」
アキラの行動を支配して、そう囁くフミヒコ。
『アキラは物じゃない』
不意に…そんな言葉が聞こえた気がするアキラ…
みずきが言ってくれた言葉…
みずき…オレは……、
物扱いされるのには慣れてる…
生まれた時、必要ない存在として簡単に消される命だった…
BOUSでは商品として身体を売って…
最期も…、この男の玩具として終わる。
お似合いじゃないか……
けど…
みずきは…オレを…
一人の人間として愛してくれた…
全然考えていなかったことだけど…
本当に嬉しかった。
なかなか慣れなかったけど…すごく温かくて心地よかったから…
みずきといた時間は…絶対忘れない。
たとえ…みずきが忘れても…
ずっと覚えてる…
フミヒコに身体を拘束され、すべてを支配されようとする中でも…
心だけは、自分のもの…
たとえ…物でしかない自分でも…
「っ…、」
心まで支配されない。
最後の反抗で睨み返す。
「その反抗的な眼もぞくぞくするよ」
アキラを拘束したまま、動きをすべて奪ったうえで、ゆっくり口付けていき、空いている片手で、アキラのズボンのホックを外し内側へ指をすすめていく。
「っん、や…ッ」
ソコへ触れられて、びくっと身体を震わせるアキラ…
「…いいものがあるね」
フミヒコは一旦触れるのを止めアキラのズボンについている服飾のチェーンを取り外し、片端を頭側のベッド柵に引っ掛ける。
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