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《フミヒコの思惑》3
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一時前。
フミヒコは暗示中の催眠術師を呼んで話を聞こうとする。
「進行具合いはどうだ?」
「はい。やはり一番大切な存在の記憶消去は、かなり難しいですね、無理矢理暗示をかけた場合綻びが出て暗示自体が失敗する恐れがあります」
「そうか、しかし暗示の成功が報酬支払いの条件だ、失敗は許されない」
厳しく言いきるフミヒコ。
「分かっています、想いを一度に忘れさせることは出来ない…しかし、徐々になら可能です。少しずつ確実に離れていくよう暗示をかけています、必ず成功させてみせますから安心してください」
「ふ、信頼しているよ。では、もう一つ、追加で暗示をかけてくれないか、二人が別れやすい状況をつくれるように」
フミヒコは微笑みながらアキラを手に入れるための策を企てていく。
「はい、ではどのような暗示を?」
「それは――」
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