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放課後デート
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「岬、デートしよっ」
岬は目を見開いて、口をパクパクと鯉のように開け閉めを繰り返した
「可愛い。何か言わないと、キスしちゃうよ?」
「…っ、キ、キス???」
「ほら、しちゃうよ」
「ストーップ!!行くっ、行くから。キスは無しで…」
全力で押し返され、ちょっと凹んだ
でも、奥手の岬だから仕方ないよね?
「じゃあ、最近出来たアイス屋行こう。なんか美味しいんだって」
「アイス…行くっ!」
アイスという言葉に目をキラキラさせた
物で釣るみたいで嫌だけど、岬が食べてる所を見るのが好きだからいいよね?
店に着くと、行列が出来ていて並んでる殆どが学校帰りの女子高生
「凄いね…たかがアイスにこの行列…」
「それだけ美味しいのかな?」
「どうかな…噂しか聞かないから」
「にしても、全然進まない」
かれこれ30分位並んでるけど、1メートルも進んでない
「これ、待ってたら夕食の時間になりそう」
「あっ、ここから直ぐに俺がよく行く所あるよ。そこなら混んでないはず」
「じゃあ、そっちに行く?」
「うん、ここはまた今度にしよ」
行列を外れて岬の案内で、違うアイス屋にたどり着いた
「ここだよ。俺のオススメは、ミルクとチョコチップかな」
「ん?2種類選べるの?」
「うん、ジェラードだから3種類も出来るよ」
「へー、じゃあ岬のオススメにしよう」
俺は、ミルクとチョコチップを頼み
岬は、イチゴとミルクの練乳がけを頼んだ
「隣に公園あるから、そこに行こう」
公園には、誰も居なくって
近くのベンチに腰掛けて、アイスを一口食べた
「あっ、このミルク美味しい」
「でしょ?」
「うわー、マジでヤバい」
「良かった。イチゴも食べてみる?」
「え?いいの?」
岬は自分のスプーンにイチゴアイスを掬い、俺の口へと運んだ
「え?」
「どうしたの?溶けちゃうから」
よし、ここは勢いで
口を開いてスプーンを食んだ
「高志…スプーンは食べれないよ?」
「あはは…だよなー。甘酸っぱくて美味しい。じゃあ、お返しにチョコチップやる」
スプーンで掬い、口元へと運んだ
パクッと食べる姿に魅了されていた
ただ、アイスを食べているだけなのに…
下半身が反応しだす
「やっぱり美味しい」
「そ、そうだな…」
半勃ち状態でどうしようかと悩みながら岬をふと見ると、練乳が口元に付いている
変な事を想像してしまう
あれが俺の精液だったら?
ズクンと下半身に熱がこもり、ほぼ完勃ち…
どんだけ欲求不満だよ
バレないように鞄で隠した
「岬、口付いてる」
指摘すると、舌を出して練乳を舐めだした
いや…これであれを想像しない人っているの?
好きな人がそんな事してたら、想像するよね?
「岬、ちょっと俺の持ってて」
首を傾げながらも、俺のアイスを疑いもせず持ってくれた
これから、俺が何するのかも知らずに
立ち上がり、腰を曲げて岬と目線を合わせてそっと口付けたし、ペロッと舐めると、練乳の甘い味がした
「これで取れた」
ポカーンとしながら俺の目を見つめ、顔を真っ赤に染めていった
アイスを受け取ると、隣に座りなおしてパクパクとアイスを食べた
隣では、未だにパニクってるのか微動だにしない岬がいた
「早く食べないと、溶けるぞ?」
「あ、うん…」
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