アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お昼休み♪
-
「岬、ご飯一緒に食べよ」
「う、うん…」
強引に教室から連れ出し、三階の視聴覚室へと来た
「ここ、入ってもいいの?」
「うん。ちゃんと鍵借りてるし」
ジャラっと鍵の束を見せた
「そっか」
「それに、ここ防音だから…イチャイチャしてても誰にも気付かれないよ」
「い、イチャイチャ?」
「うん、ちゃんと鍵も閉めたから、大丈夫」
「学校では…」
「恥ずかしい?じゃあ、放課後俺の家に来る?」
「え?家に…」
「俺のうち、基本的に深夜になるまで俺一人だから」
「お兄さん達は?」
「お父さんは単身赴任。お母さんは自分で興した会社が忙しいらしくて、ほとんど帰ってこないし…兄貴は恋人のところに入り浸り。もう一人の兄貴は、寮で一人暮らし。もう一人は、仕事で出張中」
「ん?四人兄弟なの?」
「いや、5人なんだけど…産まれてすぐに亡くなったんだ…弟が。可愛かったなー小さい手で一生懸命に俺の指握ってくれて…俺も兄貴って呼ばれるのかなとか考えて嬉しかったのを覚えてる」
岬が机の上の俺の指を握った
あの時の感触が蘇ったようで、涙が出た
「…ありがと」
「うん」
岬の優しさが嬉しい
繋いだ指を離さないように、もう片方の手を岬の手に重ねた
「あったかい…生きてるって凄いね」
「そうだね…」
涙が止まらない
岬が俺の涙を指ですくった
「綺麗な涙だね」
更に涙が溢れた
岬の手を引いて、抱き締め唇を重ねた
「しょっぱいね…」
「だね」
お昼ご飯を食べながら、イチャイチャしまくった
上機嫌で教室へ戻ると、クラス中から何があったのだ質問の嵐だった
ま、俺と岬の秘密だから言わないけどね
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 626