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浴室で
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手を引き、風呂場へと入る
何人入れるんだと思うくらい、無駄に広い
逃がさないと言わんばかりに、後ろから抱え込むようにしてシャワーのコックを捻る
お湯の温度を確認してから、岬の身体にお湯をかけた
「水弾いてる…なんかいいね」
「高志、オヤジっぽいよ」
「そう?じゃあ、もっと変態チックにしてみる?」
そう言って、シャワーを岬のペニスの先目掛けてかけ始めた
「はっ、やっ強い…」
「水量ちょっと強かったね…ごめんね」
「ううん」
ボディーソープを手に取り泡立てて、岬の肌に乗せる
馴染ませるように泡を広げる
胸からお腹、背中、太腿、そして前へと手を伸ばし優しく泡で包み洗う
「ん、あぅっ」
「岬、壁に手ついて」
何をしようとしているのか分かったのか、振り向きながらこっちを見た
「全部俺にやらせて?」
「俺…」
「分かってる。優しくするから」
壁に手をついて、少し身体を曲げて脚を開いて俺を見た
「良い子。指入れるからな」
ボディーソープを指に絡ませ、アナルの入り口へと残りのボディーソープを垂らす
ツーっとお尻を伝い、アナルへと流れる様は情事後を思い出させる
襞を伸ばすように力を入れれば、キュッと力が入った
「岬、痛くないから身体の力抜いて」
「ごめん」
「久しぶりだから、そうなるのは仕方ないよ。謝ることじゃないから」
指先を沈ませると、締め付けが酷く解すまでに時間がかかりそうな感じがした
ここは風呂場だ
時間をかければ、岬の身体に負担がかかる
かと言って、性急にするのはそれも負担がかかる
初めて身体を開いた時のように、まずは1本を馴染ませることに集中した
中程まで進み、前立腺を掠めるように指を抜き挿しする
「あっ、んっ、はっ」
「上手に解れてるよ」
本当はまだ固い
でも、緊張をほぐす為にそう言った
ぐるりと指を掌ごと回し、のの字を書くように隙間を空けた
指を引き抜き、2本を変えて入れ直す
中で指を開き、中が見えるように広げる
「お湯入れるよ。大丈夫だからね?」
声を掛けて、お湯を中へと流し込む
「ん゛」
「うん、上手…一回お湯出そうね」
指を開いたまま、お腹に手を回し少し押すようにしてマッサージする
「あ゛」
「全部出していいからね」
少し強めに押すと、お湯が溢れ出した
全部出切った所で、もう1度お湯を入れる
「次は少し我慢しててね」
「苦し…」
「ほら、キスしよ。そのまま屈んで」
前へと回り込み、壁の間に滑り込んだ
岬にとっては無理な体制なのは分かっていた
膝立ちになり、肩に手を置くように促して頬を手で包み込んだ
ゆっくりと岬の顔が近付く
柔らかい唇に指が触れた
堪らず、グッと引き寄せその唇を貪る
口を開き、互いの舌が口内で絡まる
下を向いているから、岬の唾液が舌を伝い俺の口へと流れ込む
ゴクゴクと飲み干せば、更にと要求するように舌を動かした
一旦唇を離し、アナルへと指を伸ばして両側から指を伸ばしてグイッと開いた
「やっ、あぁ」
ジョロジョロと流れ始めるお湯
次第に落ちる音が激しくなる
「ゔゔ」
「辛いだろうけど、もう一回するよ?大丈夫?」
「ゔ、うん」
またお湯を注ぎ込んだ
指を離すと、今度は岬からキスされた
そのまま立ち上がり、岬を見下ろすような体制になる
自分の唾液を、岬の口へと移す
キスをしながらも、唾液を飲み込む音が聞こえた
手を伸ばし、ゆっくりとアナルへと指を沈めた
入り口を丹念に解し、奥へと進む
最初よりも、緩くなったアナルにボディーソープを絡め直した2本の指を突き立てた
「んんっ」
捏ねるように指先を動かしていき、頃合のいい頃にまた指で広げお湯を出した
「よく頑張ったね…湯船に浸かってていいよ。俺も身体洗うから」
「俺が…らう」
「ん?」
「俺が洗ってあげる…」
「いいの?じゃあ、お願いしようかな…」
頬を染めながら、おずおずと手を伸ばす
その手を取り、自分の方に引き寄せた
「岬が、綺麗にして…俺の事」
「うん…」
掌にボディーソープを乗せてやると、泡立て俺の身体にそっと乗せた
少しくすぐったい
でも、岬に触られているという行為が俺を欲情させる
丹念に泡と手で身体中を洗われる
衝動を抑えるように、天井を見上げる
ふぅと、息を吐く
不意にさっきとは違う快感に自然と腰が揺れる
「はぅっ、岬?」
顔を下げ、足元の岬を見下ろすと手がゆるゆると欲情に濡れた先を嬉しそうに弄る姿が見えた
「岬、ダメ…出るからっ」
「いいよ」
「違う…岬の中でしたいからっ、ん…お願い…」
そっと指が離れていく
「はぁ、ヤバかった…最近一人でしてなかったから」
「そうなの?」
「うん、岬に会えそうな気がしてたから、我慢してた…」
「高志…」
「さ、泡流して少し湯船に浸かろう」
肩を抱くようにして一緒に湯船に入った
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