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長男 大地
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「岬、俺の兄弟紹介するな」
「うん」
「こいつが、長男の大地。大兄って呼んでる。年は…幾つだっけ?」
「今年で35だ」
「で…弁護士先生です」
「ご用命の時は、是非よろしく」
大兄は、自分の名刺を岬へ差し出した
岬は、名刺を受け取ると大兄の顔をジーっと見つめた
「そ、そんなに見られたら…変な気分になるな」
「は?ちょっと、人の奥さんに何言ってんの?」
「まだ正確には奥さんではないだろ?気が変わるかもしれないから」
「なっ!!岬は俺んだ」
「お前は煩いぞ」
「あ、あの…俺、高志だけ…」
「なるほど…小動物、もしくは愛玩玩具だな」
「おい、小動物は許すとして愛玩玩具ってなんだよ!酷すぎるぞ」
「チマっとしてて可愛いじゃないか」
この野郎
言いたい放題言いやがって…
「こいつに飽きたら、いつでもおいで。可愛がってあげるよ」
「え?いや、大丈夫です…」
「そうかい?檻にでも閉じ込めて、一生可愛がってあげるのに…」
「こえーよ!!檻とか…この鬼畜」
「ペットだよ(笑)」
「どっちにしても、鬼畜だよ」
「こ、高志…」
「岬、ごめんな…変態な兄貴で」
「本当に、弁護士なの?」
俺もそれは思う
本人曰く、したくもない弁護でストレスが溜まると鬼畜化するらしい
「一応…俺もお世話になってます」
「法律の事に関しては、俺の右に出る者はいないな…岬君がもしこの馬鹿な弟を訴えるなら、ぐうの音も出ないほど叩きのめしてあげるよ」
笑顔で言うな
マジでこえーよ
「だ、大丈夫です…」
「大兄、そんな事ばっかり言ってたら、嫌われるよ」
「それは困るな…少し自重しよう」
「そうしてください」
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