アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
再開の時
-
「岬、チラシとか頼んだの?」
「一応、地元の折り込みに入れてもらえるように頼んだよ」
岬の料理教室は、ちょうど良い施設を借り受けられる事となり、再開される事となった
その準備のため、遅くまで作業している姿を見る
俺も、写真集の為の撮影で日帰りではあるけど、地方へと出掛ける事が多々あり、なかなか手伝いまでは出来てない
時間があれば、こうして口を出すか、必要な調理道具を買いに出ている
それと、忙しいのにはもう一つ理由がある
あの裁判が、数日後に行われる事になった為、出廷の準備やらで忙しい
ほとんどは、大兄に任せっきりだけど…
岬には、詳しい事は話していない
教室の事だけでも大変そうだから
今度ゆっくり時間が出来た時にでも話そうと思っている
「生徒さんは集まりそうなの?」
「どうかなぁ…主婦向けの料理コースと社会人向けコースに男性用コースあるから、何人かは集まると思うけど…やってみない事には始まらないから…一応、問い合わせの電話は来てるんだよね」
ん?今なんと?
男性用って言った?
「岬さん…男性用コースってのは、何ですか?」
「え?最近男の人が料理習いたいって来るんだよね。だから、あった方がいいかと思って作ったんだよね」
「それは、もし1人しか来なかったら、一対一で教えるって事になるのかな?」
「そーなるねー」
「へー…」
俺、申し込もうかな…
岬と2人で、ムフフな事とか出来るかな
「高志、なんかいかがわしい事考えてない?」
はっ
俺、また顔に出てたのか?
いや、そうじゃなくて…
「あのさ…一対一で教えてて、何かあったらどうするの?」
「何かって?」
岬が顔を上げて首を傾げていた
「例えばだよ?こうやってさ、隣り合ってだ…先生、もっと料理以外の事も教えてほしいな…とか?料理より、君を食べてしまいたいな…とか?」
「はい?あのね、みんながみんな高志みたいにエロい事考えてる訳じゃないし、第一何で俺が襲われるのさ…アホらしい」
アホらしいって
こっちは心配してるのに…
「あっそー。買い物行ってくる!」
俺の心配なんて、アホみたいなもんなんだろうな
あんなに可愛い岬だぞ?
生徒が襲わないとも限らないだろ
自分がどれだけ可愛いのか分かってない!
こうなったら、実力行使で身体に教え込むか…
たぶん、それやったら殴られるな
はぁ、どうしたもんかな
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
132 / 626